アンジェリーナ・ジョリーが、ブラッド・ピットとの離婚で2016年9月から雇っていた、ハリウッドでも有名な凄腕離婚弁護士のローラ・ワッサーと決別。新たな弁護士を雇ったことがわかった。
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今月4日に、はっきりと決別を否定していたアンジーの広報が「アンジェリーナは子供たちを中心に考え、また守ることを専門とするサマンサ・ブレイ・デジーンに弁護士を変更することを決めました。アンジェリーナは、この数週間にわたる業務の引き継ぎに協力してくれたローラ・ワッサーに大変感謝しています」とピープル誌に独占で明らかにしたもの。
米テレビ番組「エンターテインメント・トゥナイト」などでの関係者の話によれば「既に1か月前にはサマンサに弁護を頼むことを決めており、引き継ぎを行ってきた」のだそうで、噂は本当だったようだ。
さらに関係者は「単独親権を望んでいるアンジェリーナは、この一件をサマンサに任せるのがベストだと考えたようです。いまは子供たちの治癒および、ブラッドと子供たちとの関係修復のためのサポートをしていくつもりのようです」とも語っているが、なぜ新たな弁護士を雇うことになったのか。
さまざまな要因があるようだが、支払い能力の問題と、クリーンなイメージを保持するというミッションを果たせなかったローラに、アンジェリーナが見切りをつけたという見解が有力だ。
そもそもローラをアンジェリーナに紹介したのは、『ツーリスト』(10)で共演したジョニー・デップだと言われている。依頼費用は約280万円、1時間の相談料が約9万5000円と高額で、クライアントはほぼ資産総額10億円以上と値は張るが、ローラはその額に見合うべく、これまでハリウッドセレブの離婚を多数手がけ成功を収めてきた。その成功とは財産分与のみならず、セレブに最も必要とされるクリーンなイメージの保持だ。
しかし、ジョニー・デップは、アンバー・ハードにDV疑惑を突き付けられた挙句、酔っぱらって暴言を吐いたり物に当たったりする様子や、手を切ったその血で鏡に血文字を書いた映像などが流出。一応離婚は成立したが、“DV男ジョニー”の汚名は払拭されないどころか、エージェントなどからも訴えられる始末で、イメージは地に落ちた。
そしてアンジェリーナは、年齢的に自分で親を選択できるマドックス(17)以外の「パックス(14)、ザハラ(13)、シャイロ(12)、ヴィヴィアンとノックス(10)の5人の子供たちの安全を守るため」と単独親権を要求しているが、ロサンゼルス最高裁が下した判決は「子供たちには父親が必要だ」というもの。夏休みにも、子供たちが父親と母親と交代で過ごすことを要求したことで、実質アンジェリーナは敗北となった。
しかし今度は「別居以来、ブラッド側から実質的な養育費が支払われていない」として、養育費を過去にさかのぼって支払うよう要求。それに対してブラッド側の弁護士が「アンジェリーナと子供たちが住んでいる家の購入資金と約9億円を貸したうえに、これまでに子供たちのために総額約1億4000万円を支払った」と反論したことで、アンジェリーナの金欠状態が浮き彫りに。これ以上ローラに支払う資金がなくなってしまったようだ。
そして先週「ヒアリングは必要がなくなり、親権について暫定的な合意に至った」わけだが、これは新しい弁護士サマンサの提案で、単独親権を得るために新たに作戦を練り直していると考えられている。
他にも、問題を提起しながらも、アンジェリーナが「年内の解決を望んでいる」と発言したことや、もともとブラッドには「よき父親」というイメージが定着していたうえに裁判所がブラッドを父親として評価しているにもかかわらず、子供たちと引き離そうとしたこと、「子供たちのため」と言いながら離婚ネタを意図的に公にし子供たちとの仲良しアピールを続けるなどの行動で、アンジェリーナへの批判は強まるばかり。
ブラッドの主張通り「子供たちのためを思うなら、共同親権と1日も早い離婚成立を」という世論も高まるなかで、サマンサがどんな手腕を発揮するのか。大いに注目が集まっている。(Movie Walker・NY在住/JUNKO)