日刊スポーツ:日本人元妻に5・2億円賠償命じる【クリストファー・サボイさん事件】

離婚した日本人の妻が米国から日本に連れ帰った子ども2人を取り戻そうとしている米テネシー州のクリストファー・サボイさん(40)が元妻に損害賠償などを求めた民事訴訟で、同州ウィリアムソン郡の裁判所は9日、子どもたちとサボイさんとの定期的な面会などを定めた離婚時の合意に反したなどとして、元妻に対して610万ドル(約5億2000万円)の支払いを命じた。

日本の法務省によると、国外の確定判決は直ちに効力を持つわけではなく、日本の法律要件などを満たす必要があるという。

米下院は、国際結婚が破綻した夫婦の一方が無断で子どもを日本に連れ帰る事例を「拉致」とみなし問題視。米国は日本に対して国際的な親権問題に対処する「ハーグ条約」の早期批准など善処を求めている。

サボイさんは離婚後の2009年9月、福岡県で子ども2人を取り戻そうとして未成年者略取容疑で福岡県警に逮捕され、起訴猶予となった。(共同)

[2011年5月10日10時59分]

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