共同親権は人類共通の真理 単独親権の国々とは

ここのところ大手新聞社が共同親権を取り上げる機会が増えている中で気になることが1つあります。それは、大手マスコミが共同親権に言及する際に、必ず「欧米では」、「先進国では」という枕詞をつけることです。確かに事実ですが、「単独親権の国が多数ある」「非欧米諸国や発展途上国は単独親権だ」といった(恐らく意図的に)誤解を与える不適切な表現だと思います。

この情報操作により、面会交流時の心中や日本の風習といったレアケース、ローカリティに立脚した主張を許す土壌が形成されていると思います。
日本以外で単独親権の国は、北朝鮮とモンゴル、中近東、南アフリカを除いたアフリカ諸国、ボリビア、ギアナ3国だけです。いずれも政治形態、政治体制、宗教において日本とは異なる国ばかりです。

また、南アメリカ諸国は先進国ではありませんが共同親権です。この事実が、「洋の東西、国の貧富に関わらず、子どもの健全な成長には離婚後も両親が子育てに関わっていくことが大切である」ことの証左だと考えます。つまり、共同親権が子どもに良いということは、人類共通の「真理」であり、議論するまでもないことだと思うのです。(鈴木幸雄)

6年前