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2016年9月に“子どもたちの安全のため”という理由で、ブラッド・ピットに離婚を突きつけたアンジェリーナ・ジョリー。彼女は離婚の条件として単独親権を要求していたため、親権争いで離婚協議が長引いていたが、実質的に敗訴となる可能性が濃厚になってきたようだ。
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アンジェリーナは離婚を決意した理由について、「ブラッドが、機内で長男のマドックス(16)に肉体的及び精神的な虐待を加えたこと」とし、ブラッドの飲酒やドラッグ使用疑惑などを理由に、彼が子どもたちと会うことを拒否。アンジェリーナは現在も、子どもたちを『マレフィセント』(14)の続編を撮影中のイギリスに同伴させている。
しかし、デイリー・メール紙などが入手したロサンゼルス最高裁判所の裁判書類によると「マドックス、パックス(14)、ザハラ(13)、シャイロ(12)、双子のノックスとヴィヴィアン(9)が父親との交流を持たないことは危険なことであり、また子どもたちがブラッドと接しても安全であること、そして子どもたちが両親と健全で強い関係を持つことが極めて重要だ」という判断が下されたようだ。
裁判所は、アンジェリーナとブラッドが電話でこの夏のスケジュールについて、2人の精神科医とともに子どもたちと話すことを要求。
ブラッドは、アンジェリーナが借りているロンドンの家で、6月中旬から10日間、5人のうちの1人か2人の子どもたちと1日に4時間、6月27日から7月1日までは1日に10時間、7月8日から14日までは1日4時間、面会の機会を与えられるそうだ。
そして7月21日から29日までは、ブラッドが新作を撮影中であるロスでの面会が許可されているようだ。29日には、ブラッドが旅費を払って子どもたちをロンドンに送り届けることと、ロンドンでの面会時には精神科医が同伴し、ロスでの面会時は、子どもたちの医師とセラピストを同伴させることなどが義務付けられている。
その他、アンジェリーナには、ブラッドに子どもたちの携帯番号を伝え、会話の盗聴を禁じることや、ブラッドとの面会時は、1日1回の電話のみが許可されるなどの判決が下されているようだ。
長男のマドックスについては、年齢の関係から、誰と過ごすかは自分で決定することができるが、これらの決定によって、これまで一時的に子どもたちの単独親権を手にしていたアンジェリーナが、子どもたちと過ごす時間を削られることになり、彼女にとっては極めて不本意な結果となった。
ブラッドが共同親権を与えられるのは8月11日からで、次回の裁判までの13日までだが、裁判所は子どもたちと父親との関係を非常に重要視していることから、アンジェリーナの要求が受け入れられない可能性が高くなってきた。この結果を経て、アンジェリーナが不服を申し立てれば、事態は泥沼状態になることが予想される。今後の動向にも注目していきたい。(Movie Walker・NY在住/JUNKO)