相談を受けていて昔からときどき報告のある調停委員の発言で、
「会わせようとしないお母さんがたくさんいる中、まだ話し合える余地がある」
というようなパターンがある。
この場合、夫の側が毎週や月2回といったような養育時間を提案したところ、
妻の側が、月1回に減らそうとし、調停委員が月1回に
まとめようとするとき、よく発言するパターンだ。
引き離しという児童虐待を引きあいに出して、
夫を児童虐待に加担させようとするという点で、
極めて野蛮な発言というほかない。
それでも他の当事者がどのような状況に置かれているのか知らない当事者には通用し、
泣き寝入りするパターンが多い。
こういった話は女性の調停委員からでるのがもっぱらで、
男性の調停委員からこういう話が出るというのはあまり聞かない。
子どものことについては女が決めるのが当然、
過剰な口出しを男がするものではないという性差別に基づく
古色蒼然とした説得の仕方としか言いようがないが、
こういう場合、
「セクハラ発言はやめてください」
と言ってすぐにこういう発言をやめさせてほしい。
「ここはどういう養育の分担を話し合う場で、
引き離そうとする親のワガママな感情は理解はできても
話し合いの対象ではありません」
と調停委員に言ってください。
それでも調停委員に反省が見られない場合、
総務課に人権相談をする、kネットまでご連絡ください。
調停委員の名前を公表します。
ブログ:おおしか家族相談から
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