映画「レッドピル」クラウドファンディング終了のお知らせ

2018年05月11日

第1回上映会のご報告

5月5日、立川アイムホールにて、映画「レッドピル」の日本初上映が実現しました。

 

上映前日まで、上映委員会メンバー全員が奔走しました。とくに、翻訳と字幕つけには想像以上の時間を要し、夜を徹した作業が続きました。
上映当日は、受付机のセット、書籍の販売準備、パンフレットやアンケートの準備、看板の設置、上映機材の設置と最終テスト。委員たちは、みな別に本業を持つボランティアですが、チームワークよく準備を進めていきました。暑い日差しが照る屋外では、プラカードを持った委員たちが、会場への誘導を行うべく配置につきました。

 

最大の心配ごとは、当日の集客でした。SNS、メールニュースはもちろん、後援者による広報、記者会見、新聞記事への掲載など、あらゆる手段でアナウンスを行ってきました。しかし、事前登録制ではないため、どの程度のお客さまが来られるか当日になるまで予想がつきませんでした。男性権利運動という、日本で馴染みがあるとは言えないテーマに、果たしてどれほどの方が関心を示していただけるか?

 

そして迎えた開場時間。私たちの前に、観覧希望のお客さまがぽつりぽつりと現れはじめました。年齢、性別、国籍、さまざまな方が受付カウンターに並びました。遠方からのお客さまも多く、中には「静岡から友達をつれて見にきました!」というお声もいただきました。
蓋を空けてみると、160名の来場者で、ホールの席がほとんど埋まる状況となりました。私たちがいつもお付き合いのある、「子どもと離れて暮らす親」の皆さんだけではありません。はじめてお見受けする方が多いことに、胸が熱くなりました。

 

2時間の上映後、会場は拍手に包まれました。終了後の座談会にも、30人以上が残り活発な意見交換が行われました。ゲストには、関係書籍の翻訳などを手掛け、日本の男性権利運動をリードする久米泰介さんが駆けつけてくださいました。
参加者から、日本でも男性の権利侵害は起きていて、どこにも持って行く場所がない、という発言がありました。この映画の上映が、時宜に叶ったものだったことを実感できた瞬間でした。

 

もっともっと、多くの方に見ていただきたい映画です。
6月は京都、7月は御茶ノ水で、無料上映会を行います。ぜひ、会場まで足をお運びください。

6月17日(日) 父の日
会場: 京都府立大学・稲森記念会館(京都市左京区下鴨半木町1-5)地下鉄烏丸線北山駅1番出口徒歩5分
https://ja.foursquare.com/v/%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%BA%9C%E7%AB%8B%E5%A4%A7%E5%AD%A6-%E7%A8%B2%E7%9B%9B%E8%A8%98%E5%BF%B5%E4%BC%9A%E9%A4%A8/54d05c19498efee27c871dd2

7月21日(土) 共同養育の日
会場: 全労連会館ホール(東京都文京区湯島2-4-4)JR御茶ノ水駅御茶ノ水橋口徒歩8分
http://www.zenrouren-kaikan.jp/kaigi.html#08

最後に、ご来場者からいただいたアンケートから、いくつかコメントをご紹介します。
この映画を一つのきっかけとして、日本人一人ひとりが男女平等の概念を見つめなおし、互いに尊重しあえる時代が一日も早く到来しますように。
ご寄付をいただいた皆さま、ともに扉を開いていただき、ありがとうございました!

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「今の社会は、男性も生きづらいだろうなあと思っていたので、男性の権利を主張する人たちの話には、そうだったのか!と共感しました。(私は女性です。)」

「日本は、米国と全く同じ問題を抱えているのに、表に出てこないのが不思議です。」

 

「監督に拍手を送りたい。こういう映画を見る機会をもらえてよかったです。少数の狭い議論だけではいきづまるので。」

 

「人間的には、皆おもしろそうな人達ばかりだ。男権活動家も、フェミニストも。」

 

「フェミニズムや男性権利運動が対立する形では、何も解決しないのでは。感情に走ってはならないと思う。」

 

「今は頭が混乱しています。ゆっくり考えてみたい問題です。」

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7年前