福岡で元妻と暮らす小3娘を連れ去る~弁護士を現行犯で逮捕

九州発 : 読売新聞 (Yomiuri Online)

Source: http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_05100603.htm

福岡県警捜査1課と南署は5日、離婚した元妻(33)と同居していた実の娘を連れ去ったとして、横浜市南区永田東2、弁護士渡辺正則容疑者(47)を未成年者略取の現行犯で、渡辺容疑者の父で名古屋市千種区下方町4、無職春海容疑者(73)を同容疑で逮捕した。

正則容疑者は「子どもを連れ戻しただけ」と供述、春海容疑者は容疑を認めている。

調べによると、2人は4日午前7時15分ごろ、福岡市南区大楠3の西鉄天神大牟田線高宮駅構内で、登校中だった同区に住む私立小3年の長女(9)を抱きかかえ、連れ去った疑い。長女はレンタカーで名古屋市の春海容疑者宅まで連れて行かれた。長女は「父親が嫌いだ」と話しているという。

正則容疑者と元妻は2004年10月1日に離婚が成立、同時に長女を元妻の父母と養子縁組させ、親権はこの父母にあった。正則容疑者は、元妻側と親権の変更などを求めて係争中で、4日に福岡家裁で調停が開かれるため3日から春海容疑者とともに福岡市に来ていた。

長女が通う小学校が4日午前9時ごろ、自宅に「学校に来ていない」と連絡、元妻が県警南署に届け出たことで発覚。県警は、親権を巡る争いの経緯などから、正則容疑者の犯行とみて調べていたところ、5日に春海容疑者宅に正則容疑者と長女が帰ってきたため、長女を保護し、正則容疑者を現行犯逮捕した。

県警は、正則容疑者が福岡市南区にある「西日本調査事務所」の調査員2人を使い、長女の身辺を調べていた事実をつかんでおり、この2人も共犯として緊急逮捕した。

渡辺容疑者は第一東京弁護士会所属。東京大法学部を卒業後、1989年に司法試験合格。神戸地裁、福岡地家裁の判事補を経て弁護士登録した。