米国大使館主催講演会のご案内
「子どもの最善の利益」
~家族の再会や親と子の融和に関する
全米行方不明・被搾取児童センターでの事例~
◇日 時 8月3日(木)午後6時30分~午後8時(開場午後5時45分)
◇場 所 アメリカンセンターJapan ホール
(港区赤坂1-1-14 NOF溜池ビル8階)
【地図: https://americancenterjapan.com/access/
】
◇講 師 モリーン・ヘッズ氏 (Ms. Maureen Heads)
【全米行方不明・被搾取児童センター、プログラムマネージャー】
リネイ・ホームズ氏 (Ms. Lanae Holmes)
【全米行方不明・被搾取児童センター家事弁護部 家事弁護上級専門員】
◇使用言語 英語・日本語(同時通訳あり)
◇参加料 無料
こちらからお申し込みください:
https://business.form-mailer.jp/fms/dbf6d57071696
(先着順。定員に達し次第受付を終了いたします。)
全米行方不明・被搾取児童センター(NCMEC)は、1984年に設立され、行方不明になった子どもや性的に搾取された子どもの問題に対する国の情報センターとしての役割を果しています。NCMECはこうした問題における米国の主要な非営利団体であり、法執行機関、家族、および専門家と協力しています。モリーン・ヘッズ氏とリネイ・ホームズ氏は、行方不明の子どもの事件への対応や、子どもと家族の再会のためにNCMECが行った取り組みの事例を紹介するほか、米国での親による国際的な子の奪取事件を解決に導く「子どもの最善の利益」というコンセプトについて紹介します。2014年4月1日に日本が国際的な子の奪取に関するハーグ条約に加盟してから3年が経過しましたが、国際的な連れ去りによる別離の影響を受けている親や子どもたちが日本に何百人も存在します。NCMECの両氏は、共同養育の促進のために米国で使われている実践的な方法や家族の再会、親と子の融和に関する最善事例についても述べる予定です。
質疑応答の時間もありますので、是非ともご来場ください!(同時通訳付)
*YouTubeで生放送配信予定です。https://www.youtube.com/user/usembassytokyo/live
講師略歴:
モリーン・ヘッズ氏は全米行方不明・被搾取児童センター(NCMEC)のプログラムマネージャーとして、米国内および海外における家族による子の奪取や、重大・長期化した全米の行方不明の子どもの問題を担当するケース・マネージャーを監督している。責務の一環として、家族、法執行機関、弁護士への支援や援助活動があり、子の奪取を未然に防ぐ方法や行方不明の子どもを探し出すための、また回復させるための手助けとなる方法を提供している。ヘッズ氏は米国、コスタリカ、メキシコ、ペルー、フィリピン、スペインで行方不明の子どもについての数多くの講演や発表を行っており、行方不明や奪取された子どもに関するNCMECの近著:Law-Enforcement Guide to Case Investigation and Program Managementの共著者でもある。最近では、米国連邦議会上下両院議員や外国の政府代表者へ国際間の子の奪取についての報告を行っている。ヘッズ氏は2001年6月からNCMECのコールセンター(同機関のコミュニケーションセンター)に勤め始め、一年後に行方不明の子どもを担当する部へケースマネージャー補佐職に異動した時期から家族による子の奪取の問題に携わっている。2004年4月にハーグ条約のケースを担当する国際部へ異動。2008年に新設された家族による子の奪取を担当する課へ管理職として昇進し、親による子の奪取に関するすべてのケースを監督している。2000年5月シカゴ大学卒。ロマンス語・ラテンアメリカ学学士。スペイン語に堪能。
リネイ・ホ-ムズ 氏は認定臨床ソーシャル・ワーカーである。現在ホームズ氏は、家事弁護上級専門員として行方不明および性的搾取を受けた子どもを持つ家族に直接的な支援や援助を行うほか、全米行方不明・被搾取児童センター(NCMEC)において、職務上、児童ポルノを日常的に扱う職員への安全プログラムを管理している。また、ホームズ氏はNCMECにおいて、被害者およびその家族への 危機介入支援、危機事前評価、リソース・ロケーション、評価や照会を行っている。ホームズ氏は、精神衛生の専門家、社会福祉機関、法執行機関、および地域住民に対し、行方不明および性的搾取を受けた子どもに関する研修、特に実効的で子どもを中心にした回復支援や家族再会支援の必要性を説いた研修を行っている。