kネット・メールニュースNo.313「しんぐるまざあず・ふぉーらむ赤石千衣子さん宛質問状」

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□■  kネット・メールニュース  No.313
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「家庭裁判所に法の支配を。日弁連に人権の確立を。」

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このメールニュースは、主に共同親権運動、親子引き離し問題
についての情報を発信するものです。 2016年11月30日
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■今号のトピックス
1 今週末、家庭裁判所と宇都宮城址公園事件
2 しんぐるまざあず・ふぉーらむ赤石千衣子さん宛質問状
3 今週末、くにたち交流会

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親子が親子であるということ、それは人権

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┣☆┫1 今週末、家庭裁判所と宇都宮城址公園事件
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近づきましたので、再度お知らせします。

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緊急討論会
家庭裁判所と宇都宮城址公園事件
(事件は何故おきたのか、その背景を探る)

 2016年10月23日に栃木県宇都宮市内の近接した3ヵ所で
連続して起こった爆発事件。
巻き込まれた男性3人が重軽傷を負った。
事件を起こしたのは72歳の元自衛官であった。

 この元自衛官の行為は、他人を巻き添えにするようなことであり、
容認できるものではないが、
後にこの元自衛官が抱えていた葛藤が明らかになるにつれて、
この事件の背景には、根深い社会問題が遠因になっていた
可能性があると考えられる。
 元自衛官は、事件前に家庭裁判所における裁判の不公平さに
激しく憤っていたようで、その妻との間での裁判において、
裁判所が事実について殆ど向き合おうとせず、
根拠も確認しないで片方の言い分のみをもって
事実とし裁定を下されたと主張していた。

 この元自衛官は、ネット上で様々な方面に、
その主張を訴えていました。
事実、当会にもそのメッセージは送られて来ておりました。
 これまで当会も、家庭裁判所の目にあまるような運用には
疑問を抱き続けてきました。
もし、適切な支援が行われ、適切に運営されていれば、
この事件を防げた可能性も否定できません。
 よってこの度、その辺りの背景を探るべく、
緊急討論会を催したいとおもいます。是非、ご参加下さい。

 双方の言い分を聞き、根拠を確認し、
隔たりを埋めるのは容易ではないですが、
それに向き合わなければ、公平な運用とは言えません。
それに向き合わないのは裁判所の怠慢ではないか、
悲劇を繰り返さない為にも私達は、目を逸らさず、
あえてこの問題について取上げたい。

◆日時:12月3日(土) 13:15開場、13:30開始~16:30

◆場所:東銀座313ビルセミナールーム
(東京都中央区銀座3-13-19 東銀座313ビル8F)

・東京メトロ銀座線「銀座駅」 A12 出口から徒歩5 分
・東京メトロ日比谷線 「東銀座駅」 5 番出口から徒歩2 分
・都営浅草線 「東銀座駅」(日本橋駅方面から) A7 出口から徒歩2 分
・都営浅草線 「東銀座駅」(新橋駅方面から) A8 出口から徒歩2 分
・東京メトロ有楽町線「新富町駅」 1 番出口から徒歩3 分

※参加費 500円(予約不要。直接会場にお越しください)

■主催 共同親権運動ネットワーク
・TEL:080-6652-8301(kネット)
・メール:contact@kyodosinken.com

≪≪≪ 討論会 発言者紹介 ≫≫≫

◆古賀 礼子(弁護士)「事件の法的背景、裁判運用の問題点」
 第一東京弁護士会所属。稲坂将成法律事務所。
 引き離し事例を多く手掛け、現行民法での離婚事件の運用の矛盾、
限界について問題提起してきた。

◆天野誠一郎(障害当事者)「事件をとりまく家族の問題」
 脳性麻痺による身体障害者として国立で自立生活を送る。
 精神障害者の家族会の運営にもかかわる。
 国立市の「しょうがしやがあたりまえに暮らすまち宣言」条例制定にも尽力。

◆西牟田 靖(ノンフィクション作家)「マスコミが事件を軽視するワケ」
 「捨てられる夫たち」(週刊朝日2014年9月26 日)、
「『DV防止法』成立15年で急増した『冤罪DV』実態報告
(2015年9月24日週刊新潮)で親権問題、虚偽DVの問題を告発。
 著書に『誰も国境を知らない』(情報センター出版局、2008年)他多数。

◆宗像 充(ライター、kネット)「宇都宮城址公園事件とは何か」
 2008年時に人身保護命令で子どもを引き渡して以来、
共同親権運動を提唱、牽引。『子どもに会いたいハンドブック』著者。

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┣☆┫2 しんぐるまざあず・ふぉーらむ赤石千衣子さん宛質問状
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2016年11月14日
NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ
赤石千衣子様

お世話になります。私たちは子どもと離れて暮らす親のグループです。
2016年9月29日付朝日新聞の『(あすを探る 家族・生活)
「親子断絶」防ぐ法案に懸念』という記事の中で、
赤石様のご意見について私どもとしては見過ごすことが
出来ない内容が散見されておりました。

この記事は、現在議論されている、
いわゆる親子断絶防止法案について懸念されているものと見受けられますが、
私達のグループでも、この法案の行方は注視しているところではありますが、
赤石様もご承知かと思いますが、この法案は特段の強制力は持たない
理念法であることから、懸念とするとその理念に疑問を抱いているものと
推察します。

巷の間でも、様々な意見が出ており、
中には私達も非常に考えさせられる意見などもありますが、
残念ながら理念とは全くかけ離れ、非建設的な切口で、
疑問のみを投掛けている方もおります。
私達も「必ずしも」という点については考えるところはありますが、
基本理念を議論する際に、そのような切口から入っては収集が
つかなくなるのは必定で建設的な議論を産みません。
そこで、赤石様のご意見の趣旨について正確に理解したく、
ご質問させて頂きます。

1 赤石様のご意見の中で本法案が、
『「家族のあり方」を決める重要な法案であるのに、
多くの問題を抱えている』とあり、同時に現行の配偶者暴力防止法等も
『家族や子どもをめぐる法律』ともされております。
他方の家族に関する法律は推進されるべきで、
他方の家族に関する法律はそうではないとすると、
どこに違いがあるのでしょうか?

配偶者暴力防止法は、保護措置、支援措置の適用において
一方の申出だけで手続きが進み、他方、
いったん適用されれば解除するための手続きが用意されておらず、
そのために、かえって加害者とされた側や、
親子関係が断たれた親の憎悪をかきたて、
私どもはそのことが暴力の防止に資さないと指摘してきました。
適正な手続きを当事者に保証し、親子関係を規定する法律と、
暴力防止のための施策はともに推進されるべきというのが私たちの考えです。

2 ご意見の中で、『子の意見も聞かない法律ができれば、
20年以上前に時計の針を戻すことになる。』ともありますが、
具体的にどのようなことを指しておりますか。
子どもの意見表明権は、子どもの欲求表明に対して、
大人が応じる義務と私どもは解しております。

たとえば、「子どもが会いたくない」と言ったのを理由に
「あなたが会いたくないと言ったから会わせなかった」
と後に親が言うとすると、それは親のすべき選択、
責任を子に負わせることになります。
子どもの「お父さん(お母さん)に会いたい」という
意見表明はできなくなります。

近年の家裁の親子関係への配慮は、
そういった子どもの意見表明権の保障に配慮した結果だとも思いますが、
20年以上前のどのような状況に、
赤石さまは家族関係を戻したいのでしょうか。

3 赤石様のご意見の中で、
『一方の親の努力だけでは維持できない』や
『一方の親にだけ努力義務を課し』とあり、
これら『一方の親』とは監護親を指すものと思いますが、
もう一方の別居親側は何の努力・苦労もないとお考えなのでしょうか?

4 『「高額の贈り物をしない」など面会時の約束を守らせる』
ともありましたが、別居親は、まずその点において子供の為に、
努力・苦労すべきとのお考えなのでしょうか? 
ここで言われる高額とはいったいどのくらいの金額を指すのでしょうか? 
また、その次に努力すべき点となると、どういったことが挙げられるでしょうか?

5 赤石様のご意見の中で、
『子を連れて別居することを「連れ去り」と考え、
防止を啓発するというのも現実的ではない。
子の世話を主にする親が連れて家を出るのも
「連れ去り」と称して防止すれば、世話が必要な子を置いて
別居せざるを得なくなる。』とありましたが、
これには衝撃を受けざる得ませんでしたが、
もう少し詳細についてその意図を示して頂けますでしょうか?

疑義の生じる点も他に多々ありますが、まずは以上、文書にてご回答頂けますか。

また、回答をいただいた後、または文章による回答が難しい場合には、
直接赤石様のご意見を拝聴し意見交換する機会を私たちは儲けたいと思います。
今後も建設的な議論のためにご協力いただけるものを考えておりますので、
よろしくお願いします。いかがでしょうか。

【共同親権運動ネットワーク】
担当:宗像 充(むなかたみつる)

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┣☆┫3 今週末、くにたち交流会
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来てね!

日時 2016年12月4日(日) 15:00~17:00
場所 国立市公民館 和室
東京都国立市中1-15-1 
(JR中央線 国立駅 南口下車 富士見通り方面に徒歩約5分)
http://www.city.kunitachi.tokyo.jp/soshiki/Dept08/Div05/gyomu/shisetsu/0058/1463551605248.html
資料代 500円 直接会場にお越し下さい
主催 kネット(担当・宗像) 連絡先 03-6226-5419
contact@kyodosinken.com

【★現在の読者数 704人】実子誘拐、親子引き離しの違法化を
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娘の学校にマラソン大会の時間を聞いたら、
「宗像さんからの電話は校長に通せと言われています」
という答え。普通に人権侵害なんですけど。(宗像)

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7年前