産経:清原容疑者逮捕 「1人ぼっちで部屋にいる」孤独深めた“余生” 息子、母親へ募る思い…

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産経新聞 2月3日(水)16時40分配信

清原容疑者逮捕 「1人ぼっちで部屋にいる」孤独深めた“余生” 息子、母親へ募る思い…

逮捕された清原和博容疑者=3日未明、東京都中野区(撮影・春名中)(写真:産経新聞)

 かつて栄華を極めた野球界のスーパースターは、その“余生”に逮捕される前から落日を感じていたのかもしれない。清原和博容疑者は、昨年11月に立ち上げたブログを逮捕直前まで続け、計190回以上更新していた。離婚以来、なかなか会えない息子たち、認知症の母親、野球界の先輩への思い…。ブログからはこわもての容姿からは想像できない孤独な姿が透けてみえる。

 《今、1人ぼっちで部屋にいる 今年はあと一回だけ さみしい》

 昨年12月14日、清原容疑者は簡素な言葉で自身の心境をつづっていた。この日は妻と離婚して以来、別々に暮らしている2人の息子と久しぶりに再会していた。「今年はあと一回」というのは、息子と面会できる回数を示しているようだ。

 《久しぶりに息子たち3人で焼き肉を食べた あっという間に時間が過ぎた 別れ際に最後まで手を振る2人に涙がでた》

 焼き肉の1週間後には年内最後のキャッチボール。息子が所属する野球チーム関係者によると、応援にも熱心に訪れる「子煩悩」。ひときわ目立つ姿で声をからし応援していたという。

 息子だけではない。ブログには認知症の母親に「あんた、わたしの子か?」と聴かれて涙を流したことも打ち明けている。

 家族とのつながりを心の支えにし始めたのは、一連の薬物報道などの影響でテレビなどでの仕事が激減したことも影響したようだ。

 《いっそ死んでしまおうと思った》

 昨年4月、出演したテレビ番組ではそう吐露。お遍路姿で四国を行脚している様子も放映された。

 そんな姿を心配したのだろう。巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄氏から今年1月、「君はまだまだ若い。がんばるんだぞ!」と声をかけられたという。ただ、オリックス元監督の仰木彬氏に向けては、こんな言葉を投げかけるなど、悩みは深い。

 《今の自分に なんて言葉をかけてくれるのか 自問自答しています》

 一方、繁華街では孤独を押し隠すかのように派手に飲み歩く姿が目撃されていた。ブログでも酒を一気飲みする様子を掲載。飲食店で自身を指さした男に激高したことも明かしていた。

 《ブチキレる あかん 我慢やと 歯を食いしばる(中略)やっぱり、あかん! その瞬間 灰皿をたたき割った》

 ブログには血だらけになった手の写真が載っていた。傷ついていたのは現役時代、数々の本塁打をたたき出してきた右手だった。

 3日以降、ブログは閲覧できなくなっている。

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