kネット・メールニュースNo.266「片親疎外とDV防止、レポート」

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□■  kネット・メールニュース  No.266
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「家庭裁判所に法の支配を。日弁連に人権の確立を。」

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 このメールニュースは、主に共同親権運動、親子引き離し問題
 についての情報を発信するものです。 2015年12月7日
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■今号のトピックス
1 片親疎外とDV防止、レポート
2 父に無断で養子縁組して会わせなくした養父にも損害賠償
3 12月の交流会情報
4 竹内親子断絶事件応援メッセージ

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親子が親子であるということ、それは人権
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┣☆┫1 片親疎外とDV防止、レポート
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2015年12月5日、銀座で表題の集会を開催しました。
集会名の冒頭に、私たちは「離婚しても子育てしよう」とタイトルを付しました。
会えない状況の改善、だけでなく、離婚後にも双方の親に養育責任があり、
会わせない親だけでなく、会いに行かない親にも、
養育への関与を促すためです。

会場は満席。40名参加でした。

詳しくはHP
http://kyodosinken.com/
詳細は会報で報告します(入会してね!)

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この日は、参議院議員の真山勇一さん(維新の党)も出席。

連れ去りの問題の中でそのことについて
知るようになったと言いますが、相談履歴だけによって、
住所非開示措置が発動されたり、でっち上げも起きたりする
実態を知り国会で取り上げています。

実際に女性センターや最寄りの市役所に行って
加害者とされた側の事情が聴かれない実態に疑問を持ち、
総務省にかけあって、自治体に調査員を配置するよう
求めて通知が行くようになったそうです。
行動力と柔軟性のあるこのような議員が国会にいることは
力強いことです。

講演に弁護士の山本志都さんにお話しいただきました。
日ごろは労働事件を扱うことが多く
離婚でも同居親側につくことも実際にDV法を使ったこともあるそうです。
クライアントの面会交流事件をきっかけに事例を扱うようになりました。

ここ数年、文献も増え、家裁の扱いも原則交流へと変わったと言います。
最近は、梶村太市や長谷川京子が原則面会交流を否定する論文を
法律雑誌に発表し、「バックラッシュ?」が起きているが、
根拠は「東アジアの価値観」など根拠が薄いと指摘していました。

山本さんのほかに、日本家族再生センターの味沢道明さん、
ノンフィクション作家の西牟田靖さんが発言しました。

味沢さんは、
ワンストップで家族関係の改善や修復的な離婚を支援してきました。
おもしろかったのが、ちょっと前に民法学者の二宮周平さんが
催した面会交流支援団体の研修会に味沢さんが呼ばれなかった点。
味沢さんの日本家族再生センターは
FPICと並んで日本の面会交流支援の草分けです。
「結局その程度のもの」と味沢さんは言っていました。

西牟田さんはご自身も当事者になって
実際に離婚でDVと言われて子どもと会えなくなる人が多い実情を知り、
週刊朝日や週刊新潮で記事にしました。
編集者もそういった実態があるのを知らなかった、と振り返っていました。

討論でも、活発な議論が行われました。

フロアから、DV法が利権になっているとの指摘には、
山本さんは、実際に弁護士からすると、たいして仕事にもならないのに
法テラスや市民相談はボランティアでやっているようなもの。
利権という指摘は反発を喰らうだけ、と反論していました。

山本さんは、DVかどうかが問題ではなく、
手続き上DVが認定されないのが問題。
そのため言いっぱなしが改善されないと指摘していました。

味沢さんは
当事者のための男性運動をすると、女性のための運動を
続けて来た人たちには敵視されると言っていました。
この日は男性の暴力防止を男性が呼びかける
ホワイトリボンキャンペーンも展開されましたが、
二宮さんだけでなく、キャンペーンの伊藤公雄さん(京都大学)に
メールしてもなしのつぶてだったことを紹介していました。

ちなみに、DV法施行の勢力が明確な狙いがあってやっている、
という謀略説や、利権でやっている、という批判について、
具体的な根拠がないので討論のコーディネーターとしては採らない、
とここであらためて触れておきます。

立法というのは予算獲得のためにもなされるものなので、
男性運動や共同親権運動もそこに無縁ではありません。
自分たちへの政府支出はOKで、
意見の合わない人たちへの予算配分は悪いから悪、
というのでは、意味のある議論にはなりません。(宗像)

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┣☆┫2 父に無断で養子縁組して会わせなくした養父にも損害賠償
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2015年10月1日に東京地裁立川支部で出た判決は、
2008年に母親が、親権のない父親のもとにいる
二人の娘を人身保護請求して、
代諾養子縁組によって自分の再婚相手の養子に入れ、
その後2013年になって親子関係を断絶しため、
父の宗像充さんが損害賠償を訴えたものです。
判決は以下から。

親権と家庭裁判所

裁判は高裁に移りました。

■口頭弁論
2016年1月14日10:30~
東京高裁511法廷

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裁判は、親権者である元妻とその再婚相手が
履行義務のある決定を違反したことについては
20万円の損害が認められました。
一方、元妻とその再婚相手が代諾によって養子縁組をした
行為と、調停・審判手続きを度々くり返して
訴訟妨害を行った点については
「現在は義務のある下の娘については会わせているから」
という理由で不法性は認められませんでした。

宗像さんは上記各点を一連の養育妨害として
損害賠償を求めていました。
離婚後に元配偶者が再婚すると面会交流が断たれ、
養育費も含めて親子関係を解除する決定を裁判所は
出しがちでした(国連子どもの権利条約違反)。
一方、元々宗像さんは事実婚(未婚)だったため親権がなかった
わけですが、親権を一度も持ったことのない父と子の
親子関係も実態的に認められている判例です。

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┣☆┫3 12月の交流会情報
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■鹿児島
2015年12月12日
毎月、第二土曜日(18時~21時)
【場所】サンエールかごしま
 〒890-0054 鹿児島市荒田1-4-1 TEL:099-813-0850
【連絡先】080-3946-0625
【メール】ywnwa@softbank.ne.jp

■別府
2015年12月19日
毎月、第三土曜日(18時~21時)
【場所】別府市野口ふれあいセンター
  大分県別府市野口元町12-43 TEL:0977-21-2208
【参加費】500円
【メール】itumo.itumademo.oyako@gmail.com
【問い合わせ】0977-77-1994

■くにたち
日時 2015年12月20日(日) 午前13時~15時
場所 国立市 kネット事務所
   国立市青柳3-10-8.103 (JR南武線西国立駅徒歩12分)
    http://aoyagiksodan.seesaa.net/article/422985468.html
参加費 無料(直接会場にお越し下さい)
主催 kネット(担当・宗像) 連絡先 03-6226-5419     
 contact@kyodosinken.com

■銀座
【日時】 2015年12月22日(火) 19時~21時(入退出自由です!)
     毎月、第四火曜日
【場所】 銀座セミナールーム 東京都中央区銀座3-13-19 東銀座313 8F
【参加費】 500円(運営費等含む)
【交流会に関してのお問い合わせ先】 090-4964-1080(植野史)

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┣☆┫4 竹内親子断絶事件応援メッセージ
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いつも有難うございます。265号拝読させていただきました。
私のケースと似ていますのでよく理解できました。
裁判所決定で学校成績書や写真の月1回。面会はすべて拒否されて6年たちました。
面会交流の調停でも「自閉症」「発達障害」だと言って
「面会すると精神不安定になる」と拒否されました。
こっそり(不審者と警察に通報されます)と登校時間を狙って見に行きました。
元気に普通に友達と会話したりふざけたりして登校していました。
歩行姿勢も胸はってしっかりしていました。
「自閉症」や「発達障害」なんて嘘です。
竹内さん気を強くもって交渉してください。
がんばってください。
今後ともよろしくお願い致します。

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一部勝訴で、元妻側が控訴。
こっちも附帯控訴した。
元妻側の反論は、梶村論文の焼き直しだった。
読み込んでるよね。(宗像)

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9年前