自殺、DV、引きこもりなど、男の生き方が問われる問題が起こり続けています。
これは男だけの問題ではなく、被害者となりやすい女性の問題であったり、
困難を抱え込まざるをえなくなる子どもの問題でもあり、
家族や社会全体の問題でもあると言えます。
こうした問題の背景には過酷な労働環境の問題だけではなく、
ジェンダー意識や伝統的な家族意識の問題があります。
男性自身が男性問題を理解し、男性支援に繋がることで、
男性自身の生き方を変えて幸せになるだけではなく、
家族や職場の人間関係をより豊かで平等なものにすることで、
女性の自立や平等の確保にも寄与します。
男性と女性が対立するのではなく、真に平等で対等な関係を作り、
ひとりひとりの個性が尊重される社会を作るために、
性を越えた対話と共感の場を持ちたいと思います。
これまで、関西で日本男性会議として7回の集まりを持ち、
昨年は北海道でも男性と女性が当事者性を持って語り合う場を設けました。
今年は東京でやはり当事者のための集まりを持ちたいと思います。
時 2015年10月11日(日)9:30~19:00
所 東京都中央区銀座3-13-19
東銀座313ビル8F セミナー室
参 加 費 ¥1,000
(男女を問わず誰でも、子供連れでも参加できます。
ただし保育はありませんので、各自安全には配慮してください
各自のゴミは会場に残さずお持ち帰りください。)
プログラム
9:15 開場 受付
9:30 〜 12:00 パネルトーク:『男性支援は女性支援』
〜DV当事者男女のパネルトーク 〜
パネラー 男女DV・モラハラ当事者 各数名
久米 泰介
(ウィスコンシン大学スタウト校MS、社会心理学)
コーディネイター 味沢 道明
(メンズサポートルーム京都代表、カウンセラー)
13:00 〜 15:00 分科会
分科会1 「マスキュリニスト宣言」 久米
分科会2 「女性被害者の回復と支援」味沢
15:30 〜 18:00 全体ワークショップ&交流会
ファシリテーター 味沢 道明(メンズサポート京都代表)
主 催 メンズカウンセリング協会
問い合わせ 参加申し込みは
メンズカウンセリング協会 第9回日本男性会議実行委員会事務局
〒607–8411 京都市山科区陵大津畑町38-3
日本家族再生センター内
Tel 075-468-3034 (京都)
e-mail jafarec2003@nifty.com
上記の事務局あてに1)お名前2)ご住所3)電話番号4)参加者数5)参加希望分科会
を記入して、メール又はハガキにてお申し込み下さい。
パネリスト
久米 泰介
1986年生愛知県生まれ。
関西大学社会学部卒、ウィスコンシン大学スタウト校修士課程修了(家族学)。
学生時代から社会構造、ジェンダーとして残っている
男性差別に疑問と関心を持つ。
無論男性の性役割の変化としての
父親の育児の児童への影響にも関心を持ってきた。
アメリカでは父親運動にも参加、
日米における数少ないマスキュリストの一人である。
専門は心理学、社会心理学、父親の育児、ジェンダー差別(男性への)。
現在は会社員をしつつ論文を寄稿。
著書ほか:
『男性の育児参画意欲とキャリア成熟意識』、
『父親の育児参画度が児童の青年期の心理的健康に与える肯定的影響の日米比較』、
『男性権力の神話』など。
コーディネーター
味沢 道明
1954年広島県生まれ。北里大学獣医科卒。
1988、サラリーマン生活10年でギブアップ。
専業主夫からパート主夫に。
自然派料理教室のかたわら、日本の男性運動をリード、
加害者の脱暴力支援を開始。
加害被害、性別、年齢にかかわりなく、
困難の渦中の当事者のためのさまざまなサポートを提供。
メンズ仲間と1995メンズセンター開設、1995「男」悩みのホットライン開設、
1998非暴力研究会設立、1998 メンズサポートルーム開設代表、
2003日本家族再生センター設立 所長、2005 第一回日本男性学会議開催、
2008メンズカウンセリング協会設立 理事。
著書ほか:
『料理も暮らしもいい•かげん』、
『殴るな!』『脱暴力のためのファシリテート』、
『メンズカウンセリング実践』など。