上村和子、2014年12月国立市議会一般質問

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 2)子どもの共同養育推進に関する条例を制定してはどうか質問します。この質問に関しては、重松議員が質問している
ので、それを踏まえての質問です。福祉保険委員会では10月に明石市に視察に行きました。明石市の視察テーマは任期つきの弁護士や臨床心理士による相談体
制の整備でしたが、重松議員から、せっかく明石市に行くのなら、明石市は離婚後の面会交流について、全国でも先駆的に取り組んでいる自治体だから聞いてく
るとよいとのアドバイスをもらい、あわせて聞いてきました。
 明石市は、子どもを市政運営の特に重要なキーワードとして、子どもを核としたまちづ
くりに積極的に取り組んでおり、その一環として、子どもの育ちに大きな影響を及ぼす離婚時や別居時における子どもの養育について、子どもが犠牲にならない
ように、子どもを守るために、弁護士、社会福祉士、臨床心理士の総合的な相談支援体制を整備しています。子どもの養育に関する合意書を作成し、法テラスや
公証役場との連携、連絡会議もつくっています。明石市は次の課題として、子ども養育条例の制定を挙げています。理由は、継続的・安定的・効果的に施策が展
開されるためには条例をつくる必要があるとのことでした。国立市では、まずは子どもの養育、共同養育を推進する理念条例をつくることから始めてはどうかと
考えますが、市の見解を伺います。
 大きな2番目の質問は、福祉問題です。3点質問します。1点目は、福祉有償運送について質問します。私はこと
し2月の大雪のときにバスやコミバス、タクシーが使えなかったという事実、その中で、福祉有償運送だけはすぐにつながったという体験をしました。そして、
いざというときのためには福祉有償運送をもっと積極的に活用することが必要だと考え、今回も一般質問を行うものです。そのためにコミバスやデマンド型移送
などを検討する地域公共交通会議に福祉有償運送の事業者も加え、地域の実情に合った移送の仕組みを考えてはどうか提案いたします。市の見解を伺います。
  2点目は、福祉保険委員会で視察した豊中市社会福祉協議会のCSW(コミュニティ・ソーシャル・ワーカー)を国立市にも導入すべきと考えるがどうかの質問
でしたが、阿部議員の質問により、佐藤市長から社協においてCSWが活躍できるその日を楽しみにしているとの答弁がありました。ということは、CSWの導
入に取り組むということなのか、確認をいたします。
 3点目は、福祉総合相談窓口のワンストップの寄り添い型相談支援の機能を強化するために、当
事者の合意が得られる場合は、野洲市のように関係する課が持ち寄っている情報を出し合い、当事者も含めて解決の道を探ることができる全庁的パーソナルサ
ポートの仕組みを整備すべきと考えますがどうか、質問いたします。
 大きな3番目の質問は、現在、市民委員会が立ち上がっておりますが、第四次男
女平等推進計画の評価から第五次制定に向けて、3点質問します。1点目は、女性職員のリーダーシップ研修WGの提言発表が10月23日に開かれ、私も参加
しました。ちょっと話は変わりますが、私が加わっている福祉事業所の研修において管理職研修がなされ、ボスとリーダーの違いの強い指摘があったそうです。
ボスとは、力のあるボスが上意下達に命令を一方的に下すもの、リーダーは、一人一人の考えを聞いてまとめていける存在であり、これから必要となるのは、ボ
スではなく、みんなで助け合って仕事を進めることができるリーダーの存在であると繰り返し話しているとの話を聞きました。市役所も同じではないでしょう
か。その点で言えば、女性職員によるリーダーシップ研修は、まさしく助け合える職場をつくるために必要なリーダーシップ研修だとわかりました。貴重な提言
が幾つも出ています。この提言を受けて、来年度どのように反映させるか伺います。
 2点目の質問は、女性の貧困問題についてです。この間、連続し
て質問していますが、現在、国立市は生活困窮者の自立支援のためのマイクロファイナンスと貧困等さまざまな困難を抱えている女性の居場所、実家づくりにつ
いての共同研究が行われています。12月中に取りまとめる予定とのことですが、ようやく議論が本格化してきて、延期を求める声も上がっていると聞いていま
す。延期も含めて、行政として取り組むことは何か質問します。
 最後の3点目の質問は、次期の男女平等推進計画を制定する際にはセクシュアルマイ
ノリティーであるLGBTの視点も加えていただきたいと思いますが、当局の見解を伺います。LGBTとは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランス
ジェンダーを指します。LGBTは人口の5.2%、20人に1人はLGBTと言われていますが、男と女だけではなく、多様な性があるという事実への理解は
まだまだです。
 昨年9月に制定された「多摩市女と男の平等参画を推進する条例」には性的指向、性自認による差別と暴力を禁止するとともに配慮す
るという条文が入りました。今回、この質問をするに当たり、当事者の方々に市長、副市長及び関係部署の部課長に対して、「セクシュアルマイノリティーの現
状と国立市への提言」と称するプレゼンの場をコーディネートいたしました。セクシュアルマイノリティーの基礎知識に始まり、市民が使えるシステムづくり、
パートナー証明書の発行、教育と研修の必要など、そのまま職員研修にも、市民向けの学習会にも、学校現場にも、子どもたちにも即使えそうなすばらしいプロ
グラムでした。ぜひ、この人権課題についても積極的に取り組んでいってもらいたいと思います。市の見解を伺います。
 以上、答弁は大きな項目ごとに、再質問は自席にて行います。

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◯議長【青木 健君】 それでは、順次御答弁をお願いします。市長。

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◯市長【佐藤一夫君】 多岐にわたる御質問、あるいは時局的な御質問、ありがとうございます。
  今、質問議員に我々も大いに啓発されたところがあります。私自身、入職以来3年7カ月でございますが、つい最近も言われたことを、まだこのように覚えてお
ります。今までの人権週間は、どうも平面的で理念構成がないというふうなことを言われました。そのことを私自身の理解で、平面的ということはどういうこと
なのかといったときに、私自身は、市民、あるいは行政職員、あるいは市民間同士等々人間関係の織り込みがない。つまり、議論がないということではないのか
というふうなことを1点、自分自身で確認させていただきました。
 それともう1点は、人権とか平和とか、環境とか言ったって、政策に裏打ちされて
いないのではないかというふうなことがありまして、これも早速、市長室を身近に置き、そこにおいて仕事を今任せているというところでございます。このこと
が、今、御提案いただきました宣言のほうに結びつくかと思います。今、「しょうがいしゃがあたりまえに暮らすまち宣言」というものの条例化、あるいは宣言
に急いでおります。このことと同じように、その理念構成をきちっとしない限りは、このまちのありようについて要求されていることが実現しにくいというふう
に思っております。
 したがいまして、宣言にはちょっと時間がかかるかと思います。先ほども御指摘をいただきましたが、今、市長室は男女平等云々
かんぬんで非常に仕事をたくさん抱えております。しかし、同時並行的にはいきませんが、実施計画とか予算編成とか、必ずその中において、その理念を必ず入
れろと、念頭に置きなさいということは、再三再四私の口から言えるし、そのことを共通理解として、庁議、あるいは予算編成者、実施計画の策定者の中で議論
をさせていただき、共通理解として政策に反映させていただきたいと思います。したがいまして、検討とか軽い言葉ではなかなかこの種のことは言いにくいんで
すが、宣言については、私自身、この場にいる限りにおいては前向きに進めていきたいと思っております。

◯生活環境部長【加藤登志雄君】 それでは、1(2)2)子どもの共同養育に関する御質問でございます。平成24年4月に民法が改正され、未成年の子どもがいる場合の協議離婚の際は、子どもの利益を最優先し、面会交流と養育費の分担について、あらかじめ取り決めすることが民法に明記されました。市では、関係部署による学習会を立ち上げ、面会交流を推進する市民団体や有識者からのアドバイス、また、先進市である兵庫県明石市の取り組みなどを参考にしながら、面会交流のさらなる促進と子どもの健全育成のための養育のあり方について調査研究を進めております。
 ここでは、まず、課題の整理や支援策などについて一定の方向性を示していきたいと考えております。御質問の条例制定につきましては、方向性が出た時点で検討したいと考えております。

4年前