朝日:「子との面会拒否」理由、親権を母から父へ 福岡家裁

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「子との面会拒否」理由、親権を母から父へ 福岡家裁

 親権を失った父親(40代)が、離婚調停で合意した長男(7)と定期的に会う「面会交流」が守られていないとして、母親からの親権変更などを求めていた審判があり、福岡家裁が親権を父親にする決定を出した。決定は昨年12月4日付。

 家裁は、決定理由で「親権者変更以外に現状を改善する手段が見当たらない」などとした。父親の代理人の清源(きよもと)万里子弁護士(大分県弁護士会)によると、面会拒否を理由に親権変更を裁判所が認めることは珍しいという。

 決定によると、父親と母親は2011年7月に離婚が成立。調停条項は、福岡県に住む母親を親権がある養育(監護)者とし、県外の父親が長男と月1回、面会することなどが盛り込まれた。しかし、母親の影響で長男が面会を拒むようになったことから、父親は12年9月に家裁に親権者の変更を申し立てた。

9年前