読売新聞 :難病の3歳娘に食事与えず衰弱死…母と義父逮捕

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難病の3歳娘に食事与えず衰弱死…母と義父逮捕

読売新聞 11月20日(木)19時23分配信

 筋肉の発達が遅れる先天性ミオパチーを患う3歳の長女に十分な食事を与えず衰弱死させたとして、大阪府警捜査1課は20日、大阪府茨木市に住む大工の義父(22)と無職の母親(19)を殺人容疑で逮捕した。

 長女の死亡時の体重は約8キロで、3歳児の平均である15キロの半分しかなかった。

 府警によると、司法解剖の結果、長女の胃に内容物はなく、腸からはタマネギの皮やアルミ箔(はく)、ロウソクのかけらなどが見つかった。長女は空腹に耐えきれず、口に入れたとみられる。また、長女の頭や顔には打撲傷などがあり、府警は、日常的に虐待を受けていたとみている。

 発表では、両親は共謀し、今年2月以降、長女に十分な食事を与えないまま放置して低栄養状態にさせ、6月15日に衰弱死させた疑い。同日、義父が浴室で倒れている長女に気付き、119番。搬送先の病院で死亡が確認された。

 死亡時、長女は極端に痩せ細っており、府警は虐待の疑いがあるとみて捜査。満足な食事を与えた形跡がなかったことから、両親に長女が死んでも構わないとする「未必の故意」があったと判断し、殺人容疑の適用を決めた。

最終更新:11月21日(金)3時8分

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