http://www.kobe-np.co.jp/news/kurashi/201409/0007340445.shtml
2014/9/18 09:00
両親離婚の子ども支える 明石市が養育支援事業拡充
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兵庫県明石市は10月から、両親が離婚する前後の子どもを支える養育支援事業を拡充し、親の間で子どもの情報を共有する「養育手帳」の配布や、面会場所の提供などを始める。
同市は今年4月以降、離婚時の子どもの養育をめぐる専門相談や、養育費や面会交流についての取り決めを記入する用紙の配布などを行っている。養育費の支払いや面会交流の継続には子どもの情報の共有が欠かせないと判断し、施策の拡充を決めた。
養育手帳はA6判、30ページで希望する市民に配る。一緒に暮らす親と定期的に会う親がそれぞれ、日常生活の様子や相談したいこと、面会交流の内容などを書き込み、子どもを通じてやり取りする。
また離れて暮らす親子の交流を支援するため、面会に同市立天文科学館を利用してもらう事業を開始。定期開催イベントの優先予約や親の入館料の無料化を予定している。
このほか、離婚時に起こりやすい子どもの心境の変化などを解説し、配慮を促す冊子も作成。母子・父子家庭への支援策も合わせて紹介しており、養育費などの取り決め用紙とともに配る。(新開真理)
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