http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140408/trl14040821080003-n1.htm
親不同意でも特別養子縁組 宇都宮家裁「子供の福祉のため」
2014.4.8 21:07
他人が出産した女児を出生直後から7年間育ててきた栃木県の50代の夫婦が、特別養子縁組を結べるよう求めた家事審判で、宇都宮家裁が実の親の同意がなくても「子供の福祉のため」と縁組を認める決定をしていたことが8日、分かった。2月10日付で、4月2日に確定した。
特別養子縁組は実親が育てられない子供を養父母と縁組する制度。女児は虐待を受けておらずこうしたケースで実親の同意なしで縁組が認められるのは異例。
間部泰裁判官は「実の親からは女児との交流や経済的支援の申し出もない。新たな親子関係を築くことが子供の福祉のためだ」と指摘した。民法上、特別養子縁組の成立には実親の同意が必要だが、例外として虐待などのほか「子供の利益を著しく害する」場合が認められており、間部裁判官は、この規定に該当すると判断した。
最高裁によると、特別養子縁組の成立は平成24年に339件。
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