http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2262194.html

ハーグ条約、英裁判所が日本人の子どもに初適用
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　国際結婚の破綻などで国外に連れ去られた子どもの扱いを定めた「ハーグ条約」に基づき、イギリスの裁判所が母親と一緒にイギリスに滞在していた子供を日本に帰国させるよう命じていたことが分かりました。

　ハーグ条約が適用されたのは、離婚調停中の日本人夫婦の７歳の子供です。

　「ハーグ条約」は、夫婦の一方の親が子供を国外に連れ去った場合、原則、元の居住国に戻すことなどを定めたもので、日本では今年４月に条約が発効しました。

　父親側の弁護士によりますと、今年３月、母親が子供を連れてイギリスに渡り、５月に父親がイギリスの裁判所に「日本への返還」を求めました。そして今月２２日、裁判所は「母親が約束した期間を超え子どもを滞在させていて、ハーグ条約に違反する」と判断し、今月３０日までに子どもを帰国させるよう命じたということです。

　日本人の子どもへのハーグ条約の適用が明らかになったのは条約正式加盟後、初めてで、今後、日本の家庭裁判所で子供の監護者を決める審判が進められる見通しです。（29日20:36）