http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20140412/3475641.html
離婚家族の面会交流を考える
04月12日 17時48分
離婚家族の面会交流を考える
親の離婚を経験した子どもたちが、別居して暮らす親と継続的に会って交流する「面会交流」について考えるシンポジウムが千葉市で開かれました。
このシンポジウムは、3年前に改正された民法に「離婚後の面会交流は子どもの利益を最優先しなければならない」と明記されたのを受け、子どもの視点に立った面会交流について考えてらもらおうと千葉県弁護士会が開いたもので、千葉市中央区の会場には、およそ100人が集まりました。
まず、親の離婚を経験した子どもの声が紹介され、中学3年の男子生徒が、離れて暮らす父親との面会交流として、父親と再婚相手との間にできた子どもと一緒に、年に数回、旅行をしなければならなくなっていることを苦痛に感じているという事例が紹介されました。
また、千葉県弁護士会が離婚した夫婦50人にアンケートをしたところ、半数は問題なく交流を続けているものの、親の都合で一方的に面会交流を打ち切るケースや、親権について争っている別居中の親が、子どもとの面会の際に「親権を諦めない」などと伝え、子どもの気持ちを混乱させてしまったケースなどもあったことが紹介されました。
シンポジウムを企画した清田乃り子弁護士は、「子ども1人1人に合った面会交流とは何かを考えるきっかけにしてほしい」と話していました。
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