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ハーグ条約発効、ワシントンで子どもとの面会求めデモ
国際結婚が破綻した後の子どもの扱いを定めたハーグ条約が日本時間の1日に発効しましたが、アメリカ・ワシントンでは日本にいる子どもとの面会を求めるデモがありました。
ワシントンの日本大使館の前に、日本に子どもを連れ去られたという親たちがずらりと並んでいます。子どもとの面会を望んでいます。
ワシントンの日本大使館前に集まったのは、別れた日本人女性が日本に連れ帰った子どもとの再会を望むアメリカ人男性たちです。こちらの男性は、今、子どもとは一切、連絡が取れていないと話します。
「ある朝、妻に『これから会議に行く』と言ってキスされてそれっきり会っていません」
ハーグ条約は、国際結婚が破たんした一方の親が16歳未満の子どもを国外に連れ去った場合、原則、子どもを元の居住国に戻すことを定めています。
父親の暴力から身を守るため母親が子どもを連れて帰国するといったケースもあったことから、日本は条約に加盟していませんでしたが、アメリカ政府の強い働きかけを受け、去年2月、加盟を表明。今日1日、条約が発効しました。
「息子はいつも考えています。いつか私たちは一緒にいます」
今回、条約の発効前に妻が連れ帰った子どもたちはアメリカに戻す対象にはなりません。しかし、ハーグ条約では、子どもとの面会を実現させるために政府が協力しなければならないことも定めていて、父親たちは日本政府に対し面会実現を求めています。(01日16:49)
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