kネット・メールニュースNo.175「堀尾の共同親権学・5年後に離婚する確率」

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□■  kネット・メールニュース  No.175
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「家庭裁判所に法の支配を。日弁連に人権の確立を。」

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 このメールニュースは、主に共同親権運動、親子引き離し問題
 についての情報を発信するものです。 2014年2月25日
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■今号のトピックス
1 いよいよ今週末! 共同親権運動全国交流会
2 堀尾の共同親権学14「5年後に離婚する確率」

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┣☆┫1 いよいよ今週末! 共同親権運動全国交流会
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いよいよ今週末、別府で開催。
ではでは別府で会いましょう! 

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今年は湯のまち・別府 第2回 共同親権運動全国交流会

1日(土)
全国交流会 13:00~15:00(各地の取り組み等)
講演    15:30~17:30
中村多美子さん(弁護士、日弁連家事法制委員会)
『弁護士から見る離婚後の親子関係の現状と課題 その解決方法』
離婚後の同居親と別居親の心理的葛藤状況(双方にそれぞれの正義など)や
海外の共同親権共同養育状況サポート状況との比較、
狭間にいる子どもたちの状況等、
弁護士から見た問題点とその処方箋をお話します。

参加費 500円
*終了後懇親会

2日(日)
学習会と意見交換 10:00~12:00(各地の裁判所の現状等)
「みんなで変えよう! 家庭裁判所」
報告 宗像 充(kネット運営委員)
・会場 大分県別府市野口ふれあい交流センター
 (大分県別府市野口元町12-43)
・問い合わせ(人数を把握するため事前に申し込みください)

■九州の方
→kネット九州 080-5208-8797(宮原)
 itumo.itumademo.oyako@gmail.com

■それ以外の地域の方
→kネット 03-6226-5419 info@kyodosinken.com

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┣☆┫2 堀尾の共同親権学14「5年後に離婚する確率」 
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ゴットマン博士は、カップルを観察して、
5年後に離婚しているかどうかを、
90%の確からしさで予測することができます。

同博士は、カップルを観察して、ポジティブな言動と、
ネガティブな言動の比を調べます。
ポジティブな言動とは、愛情の行為、ユーモアの共有、
質問すること、積極的に興味を示すこと、エキサイトすること、
喜ぶこと、支援すること、共感することなどです。

ポジティブが5で、ネガティブが1のときが境目になります。
それが5:1より小さいようであれば、
ゴットマン博士は、離婚するであろうと予測します。

この比が、1対1でないのは次のような理由からです。
ポジティブ心理学によれば、良いことに対しては、
すぐに慣れてしまい、当たり前のことであるとして、
有り難味が薄れてしまいます(幸福順応)。
逆に、悪いことは、苦痛が生じるので、慣れることはありません。
その都度苦痛が生じて、それは次第に蓄積して行きます。
夫婦関係においては、外から観察した5:1くらいが、
苦痛の蓄積により破局を迎えるかどうかの境目になります。

ただし、ゴットマン博士は、
ネガティブ・コミュニケーションも必要であると指摘しています。
それもコミュニケーションの重要な内容の一部です。
一緒に暮らしているのであれば、意見の食い違いは当然生じます。
相手が正当である場合もあれば、自分が正当である場合もあります。
自分が正当である場合には、
ある程度のネガティブ・コミュニケーションを
行うことは避けられません。
もし、ネガティブ・コミュニケーションを
全く行わないのならば、意見の食い違いや不都合は解消されないので、
どちらかに苦痛が蓄積することになります。

ゴットマン博士は、どんなに仲の良いカップルでも、
離婚するカップルでも、
ネガティブ・コミュニケーションや争いは、
同様に生じると述べています。
しかし、仲の良いカップルでは、
ネガティブな言動を上回る分量のポジティブな
関係再構築作業が行われるのです。
例えば仲直りの作業です。

なお、ゴットマン博士によれば、争いの最中では、
比は5:1ではなく、0.8:1で良いそうです。
つまりポジティブの方が多ければ良いということです。
怒りの分量を上回る暖かい感情があれば良いわけです。
(The Scientific Basis for The Oracas Island Couples’ Retreat)

パーデュー大学のPoulsen先生は、
夫婦が良好な関係を維持するために、次のようなことを勧めています。

①相手との交流内容をすべて記録して、それを1週間後に集計して、
ネガティブとポジティブの比を計算すること。
②あなたが相手を好きである点を3つ書くこと。
③相手と一緒に行って楽しいことを3つ書くこと。
④相手と一緒に暮らす理由を3つ書くこと。
⑤毎日、少なくとも一つ、ポジティブな考えを相手と共有すること。

 これらは、幸福順応への対策です。
「慣れてしまって、良さが分からない」
という状態を避けることができます。(堀尾英範)

(A fine Balance: The Magic Ratio to a Healthy Relationships。
Shuruti Poulsen)

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元妻とその再婚相手が弁護士をつけた。
千葉の弁護士の石川さん(2名)は、
立川地裁から千葉に移送を求める理由で、
ぼくが血がつながっていない上の子との面会交流を
求めるのを、「執着しているのは理解しがたい」と言っていた。
そりゃあ、あんたらが理解したくないだけだろ、と思った。
(審判には上の子との面会交流も書いてるんだけどね)

法律家は、法的責任以外の道理で行動する人間には、
「理解しがたい」とか「非常識」とか言うんだよなあ。あるある。
「ストーカー」とか言わないだけましだけど。
あと相手を挑発して当事者たちをもめさせるのは大得意!(宗像)

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10年前