M-STEP:シンポジウム〔子どもたちの未来を育てよう〕~面会交流と養育費を考える~

シンポジウム〔子どもたちの未来を育てよう〕~面会交流と養育費を考える~

http://ameblo.jp/mitaka-m-step/entry-11753320725.html

2014年01月19日NEW !
テーマ:M-STEPの活動

昨日、早稲田大学で行われましたシンポジウムに参加をしてきました。

主催は、

公益社団法人 家庭問題情報センター(FPIC)厚生労働省委託事業
http://www1.odn.ne.jp/fpic/

養育費相談支援センター
http://www.youikuhi-soudan.jp/

テーマは・・・

子どもたちの未来を育てよう
~面会交流と養育費を考える~

今現在、結婚をする4組に1組に離婚家庭となり
その子ども達の大半が、実母に引き取られるケースが多く
9割が実母、1割が実父という割合だそうです。

そして、養育費の支払いは・・・約2割
面会交流は、平成10年から平成23年までの13年間で5倍以上に増加しているようです。

今回、登壇してくださっていた先生方は、主に子どもの養育をいかに健全な体制で
養育をしていけるかを考えてくださっている方々で、

それぞれの先生方の専門分野、面会交流現状、養育費の支払い
その他、その2つにまつわる当事者のエピソードと今後の課題をお話されておりました。

主に、みなさん、口を揃えておっしゃっていたのは、
自分の子どもの養育の責任をしっかり考える親御さんが少ないということです。

なぜかというと・・・やはり、夫婦であった大人である自分たちの感情が先立ってしまい
子どものことまで考えられる余裕がないということが問題となるようです。

面会交流も養育費も、子どもの権利と同時に
離別を経験した親の義務でもあると・・・

ですが、この面会交流も養育費も2セットで考えるのではなく
別々に考えなければいけません。

なぜなら・・・面会交流は、法律でも定められているものではなく
養育費は、親の扶養義務として法律でも定められているからです。

ここで、良くある話なのですが、養育費を支払ってもらっていないから面会を拒否するケースと
養育費を支払っているのだから、子どもに合わせろという要求するケース
実は、どちらも間違っているのです。

子どもは面会交流をする為の道具でもないし、
養育費をもらう為の道具ではないので、こういった争いの中には、巻き込んではいけません。

しかしながら、そういったケースの中に子どもが巻き込まれることの方が多いと
昨日のシンポジウムでも話されました。

そして、一番、胸に響いたのが、共同親権
のお話です。

なぜ、共同親権が必要かといいますと、今の日本は、単独親権であり、
別居親は、子どもと離れてしまうので、親子という関係が希薄になり、
さらに別居親の親としての自覚や責任そのものが失われてしまいなので
この共同親権は、親となった大人が子どもの為に生じる重い責任があると示す為の制度だからです。

こうやって普通に考えると、その通りなのです。

ステップファミリーにもありがちですが、離別親が、ひとり親が再婚をしたと同時に
養育費をストップしてしまう・・・それは明らかに子どもの養育を拒否してしまうと捕らえられてしまっても致し方ないことです。

そして、先生方がおっしゃっていたことのひとつで、
離婚前にちゃんと話し合える状況をつくること
大人たちのエゴや感情だけで、子ども達の未来を奪うようなことをしてはいけない。
なので、相談所に相談してきてほしいとのことでした。

しかしながら、早急にパートナーと引き離さないといけないケースもあり
感情が先立って、ひとり親になる不安を抱えている親御さんも多いので
離婚時に子どものことを考えるよゆうのない人がいるのも現状です。

面会交流、養育費の問題、様々な要因が合い重なり
相談ケースも非常に多く、対応するのも大変だとおっしゃっておりました。

そこで、私たちM-STEPも何か、お手伝いをしたいという気持ちになり
先生方とも名刺交換をさせて頂きました。

海外との比較は、もちろんですが、私たちの住む日本で、日本の文化にあった制度が
いち早く決まることを願って、今後も活動をしていきます。

このブログを読んでくださっているみなさんの中で、
私たちM-STEPの活動に興味がある方、
近日中には、ホームページもリリースいたしますので、
そちらのお問い合わせからのメッセージをお待ちしております。

10年前