文京区焼身自殺事件について、思うこと。
2013-12-25 18:37:58
テーマ:日々つれづれなこと
当事者の間では、ショッキングな事件であることに間違いなく、
この事件について、詳細を知らずに軽軽な発言は、
控えた方がいいのかもと思わなくはないのですが、
あえて、
個人的に発信したいと思って書きます。
一つの事件ですが、その人の立場によって
見方が大きく変わります。
事件を起こした男性と接点のあった方は、
どう思われたのでしょうか?
事件に巻き込まれた少年は、次男と報道されていますが、
ならば、長男はどう思ったでしょうか?
当事者の一人である次男の母親はどう思っているのでしょうか?
調停中ということのようですから、家裁関係者は?
一人の人間の身勝手な行動でしかない事件です。
ですが、
調停や審判、離婚訴訟を経験してみて、
この男性がこのような衝動に突き動かされ、
実行してしまったことの原因は
個人の問題ではないと、断言できます。
家事事件の進行・審理が、
子どもの福祉に根差したものであれば、
大岡裁きの「三方一両損」ではないですが、
父母双方が、「痛み分け」で納得せざる得ない結論に
いきつくはずです。
母親優先もナンセンスだし、
継続性の原則も子どもの利益につながりません。
子どもに対して愛情を示そうが示すまいが、
つまり、別れてしまえば子どもとは絶縁してしまうという
無関心も許してはいけないということです。
子どもの親として、責任を持ってもらうよう
物心両面から、子どもが成人するまで
親として関わる仕組みづくりが求められているのではと
改めて感じてます。
痛ましい事件、
事件に巻き込まれた次男さんのためにも、
子ども達が救われる法運用を訴えたいと思います。
夫婦は離婚によって他人に戻りますが、
離婚しても、親子は親子です。
せめて子どもが成人するまでは、
親としての責任において、他人になった後も、
協同で子育てをしていかなければならないと改めて考えます。