読売:「助けて」服燃え、叫び走る男児…焼身無理心中 

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「助けて」服燃え、叫び走る男児…焼身無理心中 

読売新聞 12月24日(火)8時14分配信

 23日午前10時半頃、東京都文京区千駄木の区立汐見小学校の校庭で、近くに住む会社員の男(49)が、野球の練習をしていた同小3年の次男(9)を校舎脇に連れ出し、携行缶に入った灯油のような液体を自ら体にかけて火をつけた。

 火は次男にも燃え移り、2人は病院に運ばれたが、男は同日夜、死亡し、次男はやけどを負って意識不明の重体。警視庁駒込署は男が無理心中を図ったとみて殺人未遂容疑で調べている。

 汐見小に隣接するアパートに住む男性(52)は、爆発音を聞いて部屋から飛び出した。

 駆けつけると、校庭で男が倒れた状態で燃え、そばで衣服の燃えている男児が「助けて。助けて」と叫びながら走っていた。少年野球の関係者が燃えている服をはぎ取ろうとしたり、じょうろで水をかけたりしたが火は思うように消えず、男性もホースを引いて消火を手伝った。男性は「なぜ子どもがこんな目にあわなければいけないのか」と憤っていた。

 男は以前、次男が所属する少年野球チームの監督をしていた。男と同じマンションに住む女性は「以前は息子と熱心にキャッチボールをする姿を見たが、最近の暮らしぶりは分からない」と話した。
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最終更新:12月24日(火)8時14分

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