FNN:小学校で男が灯油かぶり火つける そばにいた息子も重体 文京区

小学校で男が灯油かぶり火つける そばにいた息子も重体 文京区

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00260196.html
クリスマス直前、祝日の小学校に侵入してきた男が、突然、灯油をかぶり、自らの体に火をつけた。火は、そばにいた息子にも燃え移り、2人は重体となっている。男の妻は、警察にDV(ドメスティック・バイオレンス)の相談をしていた。 男子児童の友人は「お父さんが『もし殺されたら、お母さんを守れ』とか、それは言っていた」と話した。 かつて父親に、「父さんがもし殺されたら、お母さんを守れ」と言われていたという9歳の男子児童。 クリスマスを目前に、事件は起きた。 「親子が燃えている」と通報があったのは、午前10時半ごろで、東京・文京区の区立汐見小学校の校庭で、9歳の男子児童が野球の練習をしていたところ、40代の父親が突如、息子である男子児童を連れ出し、持っていた灯油のような液体を自分にまいて、火をつけた。 男が灯油をかぶり、火をつけたとみられる現場には、野球のヘルメットとバッグが置かれていた。 目撃した人は、「煙が上がっていたので…」、「救急車で子どもが運ばれていくところと、その後、大人が黒焦げになって運ばれるのを見た」と話した。 現場には、犯行に使われたとみられるライターと、灯油を入れた携行缶が残されていたという。 火をつけた父親は、意識不明の重体となっている。 そばにいた息子にも火が燃え移り、同じく重体となっている。 現場にいた人は「(突然だった?)突然ですね…。リュックの中に、油みたいなものを入れていたみたい。(父親は故意に息子に火を移したのか?)そうだと思いますよ」と話した。 なぜ父親は、このような行為に出たのか。 男子児童の両親は別居していて、現在、離婚調停中だったという。 男児は、母親と暮らしていて、悩みを友人に話していたという。 男子児童の友人は「僕に相談して、ずっと悩んだりして。心配はしていたけど、こんな事件に…」と話した。 警視庁は、父親が息子と無理心中を図ろうとした可能性もあるとみて、捜査を進めている。
10年前