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小学校で灯油？浴び着火、別居中の父子重体　東京
2013/12/23 20:33 記事保存

　23日午前10時半ごろ、東京都文京区千駄木２の区立汐見小学校に会社員の男（49）が侵入、校庭にいた小学３年の次男（９）を連れ出して灯油のような液体をかぶり、火を付けた。２人は重いやけどを負って病院に搬送され、いずれも意識不明の重体。警視庁駒込署は男が無理心中をはかったとみて詳しい状況を調べている。

　駒込署によると、当時校庭では野球の練習が開かれており、男は次男を練習から連れ出して校舎のそばで携行缶の液体をかぶり、火を付けたという。他の児童にけがはなく、現場にはライターが落ちていた。

　警視庁上野署によると、男は2010年９月から妻や子供と別居しており、離婚調停中だった。昨年５月には男が妻の実家に現れて次男の手を引っ張るなどのトラブルがあったとして、妻が同署に相談していた。

　上野署はその後も月に１回程度妻に連絡を取り、男とトラブルが起きた場合は通報するよう助言。その後異常は確認されず、同署は同年12月に親族の了解を得た上で対応を終えていた。