毎日新聞:<市川女性刺殺>「3人で暮らしたかった」元交際相手が供述

<市川女性刺殺>「3人で暮らしたかった」元交際相手が供述

毎日新聞 11月30日(土)7時9分配信

<市川女性刺殺>「3人で暮らしたかった」元交際相手が供述

〓〓容疑者=千葉県市川市の市川警察署で2013年11月28日、手塚耕一郎撮影

 千葉県市川市の路上で同市の無職、湯浅栞(しおり)さん(22)が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された元交際相手の無職、〓〓容疑者(23)が「(湯浅さんの)子供と一緒に3人で暮らしたかった」と供述していることが捜査関係者への取材で分かった。凶器の包丁(刃渡り約20~30センチ)については「事件の数日前に県内の大型スーパーで購入した」とも供述。県警市川署捜査本部は、復縁の望みを断たれた岡容疑者が恨みを募らせて凶行に及んだとみている。

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 捜査関係者らによると、湯浅さんの3歳の娘と〓〓容疑者に血縁関係はない。ただ、〓〓容疑者は9月上旬までの約2年間、3人で同居。土木作業員として働きながら娘をかわいがっていたという。

 岡容疑者は同居を解消した約2週間後、湯浅さんの実家に押しかけて復縁を迫るトラブルを起こしたことが判明しているが、その後の10月中旬には勤務先に「やめたい」と伝え退職していたことが分かった。背景には湯浅さんに新たな交際相手の男性(35)ができたことで岡容疑者が娘に会いづらくなったこともあるとみられ、この後感情をコントロールできなくなった可能性があるという。【黒川晋史、荻野公一】

11年前