kネット・メールニュースNo.140「子どもの発達における父親の貢献」

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□■  kネット・メールニュース  No.140
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★選ばなくっていい パパの家 ママの家

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 このメールニュースは、主に共同親権運動、親子引き離し問題
 についての情報を発信するものです。 2013年10月11日
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【家庭裁判所に法の支配を/日弁連に人権の確立を】

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■今号のトピックス
1 堀尾の共同親権学8「子どもの発達における父親の貢献」
2 「息子が誘拐された。犯人は妻だった。」申込み受付中

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http://www.shahyo.com/mokuroku/life/feminism/ISBN978-4-7845-1489-2.php

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┣☆┫1 堀尾の共同親権学8「子どもの発達における父親の貢献」
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 米国厚生省の「父親が子どもに関与するために(1)」
という文書を読みました。

アメリカ合衆国政府は、子どもの教育プログラム
「Head Start(さい先の良いスタート)」に出資していますが、
このプログラムの主要な内容の一つは、
父親が子どもへの関与を増やすことです。
この文書は、父親の関与を増やす意義について説明したものです。

http://www.headstartresourcecenter.org/fatherhood/Resources
/root/data/Building%20Blocks/HSBCombo4.1.pdf
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 約30年前に、発達心理学の最高の学者であるマイケル・ラム氏は、
「子どもの発達における父親の貢献が忘れられている」と述べて、
子どもの発達に、父親の役割が重要であることを、
我々に気づかせてくれた。

 その時以来、子どもの健全な発達に父親が
いかに重要でユニークな貢献をしているかを調べる研究が多数行われてきた。
その結果、研究者たちは次のことを理解するに至った。

子どものうち、母親と父親が充分に関与して育った子どもは、
より高い運動能力と知的能力を持ち、身体的健康や精神的健康を享受し、
より巧みな問題解決者となり、より自信に満ち、より好奇心豊かで、
人の気持ちをよりよく理解できる。

 父親が充分に関与して育った子どもは、
学校から脱落することが少なく、学業成績がより良好で、
大学へより多く進学し、成長しても、
犯罪や暴力行為に加担することがより少なく、
結婚せずに早期に子どもを持つことがより少ない。

 (ブッシュ大統領は、2001年に、次のように述べている)

「過去40年以上にわたって、父親がいないことは、
我々の社会にとって重大な問題であり続けている。
我々が理解しているのは、父親のいない家庭で育った子どもは、
長く続く精神的ダメージを受けていることだ。
父親のいない家庭で育った子どもは、貧乏で終わり、
あるいは学校からドロップアウトし、薬物中毒になり、
結婚外で子どもを作り、刑務所で終わるなどの可能性が、
より高いのである。

父親がいないことは、
そうした状況の唯一ではないが重要な要因であることを、
我々の国は認識しなければならない。」

 (クリントン大統領は、1995年に、次のように述べている)

「我々の社会において、最も大きい社会問題は、
子どもの住むところから、
父親がいなくなる割合が増えていることであろう。
なぜなら、それは多くの社会的なトラブルを引き起こすからである。
子どもの案内をして子どもを助ける父親がいなくて、
子どもの世話をする父親がいなくて、
男の子に男らしい大人になるにはどうすれば良いかを
教える父親がいなくて、
女の子に男から尊重されるように教える父親がいないのならば、
この問題はもっと困難なものになる。」

 父親は、家庭内の2人目の大人ではない。
はるかにそれ以上のものである。
子どもに充分に関与する父親は(特に生物学的父親は)、
子どもに、他の誰も行うことができないような
ポジティブな利益をもたらす。
父親は、子どもを守り、経済的に支え、男の性役割モデルとなる。
父親の育児の仕方は、母親のそれとは相当に異なっている。
そして、この差は、子どもが健全に発達するのに重要である。

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ちなみに、今年の父の日のオバマ大統領の演説は
以下のようになっています。

http://www.afpbb.com/article/politics/2950691/10919838

オバマ大統領が「父の日」演説、父親の育児の重要性訴える

【6月17日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は15日、
「父の日」を前に行った演説のなかで、
父親が不在だった子ども時代を送ったために
今だに心に穴が開いたままだと明かし、
父親がより多くの時間を子どもたちと触れ合えるよう
児童支援関連法の改正を呼びかけた。

オバマ大統領は毎週定例のビデオ演説のなかで、
「子どもの人生の中で愛情と支え、
そして最も重要な親の存在、これにとって代わるものはない」と述べ、
「多くの点で、これは父親についても当てはまる」と付け加えた。

オバマ大統領は「働く男性たちが子どもたちと過ごせるよう、
子どもを支援する法律を改正するべきだ」と訴え、
自身の政権で各地域組織や企業などと協力し、
男性たちが親として、父親としての役割をより強く果たせるよう、
信念を持って取り組んでいくと言明した。

オバマ大統領は、
子ども時代のほとんどをケニア人の父親と共に過ごしていない。

「今でも、ただそばにいるだけでなく
自身の人生に関わってくれる父親にいてほしかったと思う。
母が最善を尽くして私に教えてくれた勤勉さや誠実さ、
責任 感、遅れてもたらされる喜びなどの価値について、
父親はもう1つの模範となって示してくれただろう。
これらすべては子どもが明るい未来を描くための土台と
なるものだ」

その一方でオバマ大統領は、
どのような環境であれ良い親でいることは簡単ではないとも
打ち明けた。「どうすればより良き夫、良い父親になれるのか、
私は今もまだ模索している最中だ」(c)AFP

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┣☆┫2 「息子が誘拐された。犯人は妻だった。」申込み受付中
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「息子が誘拐された。犯人は妻だった。」
ポスター制作のためのイベントです。
申込みが続いていますので、お早目にお申し込みください。
また、
10月20日の国立、
10月22日の銀座の交流会でも
運営委員がチケットを販売しています。
そちらでもご購入いただけます。

ポスターはB2(515 × 728 ミリ)です!

*チケット購入者にはポスターと
『子連れの離婚をする前に』を差し上げます。
当日来られない方は後日郵送いたします)

===== ===== ===== =====

申込み方法 
メールまたは電話で郵便番号・住所・氏名・電話番号をお知らせの上、
下記の口座まで入金ください。

三菱東京UFJ銀行国立支店(普)0072170ケイネット

メールでの返信、または電話受付でもって受付いたします。
当日受付でお名前をお伝えください。
ご入金のない方は当日券での受付となりますのでお気を付けください。

共同親権運動ネットワーク  
メール contact@kyodosinken.com  
TEL03-6226-5419

===== ===== ===== =====

☆単独親権から、共同親権へ。

親としての認識をスイッチする。
この国の矛盾した法律をスイッチする。
子どもを不幸にしている社会をスイッチする。
子どもの連れ去りを 見て見ぬふりをしてきた
現状を考えるための集いです。
もしあなた自身が一人で苦しんでいるなら、
同じ状況で苦しんでいる様々な方々と 様々な話をしにいらしてください。
そして、この機会に、あなた自身の意識をスイッチしてみてください。

*このイベントの収益はポスターの製作経費に充てられます。

http://kyodosinken.com/2013/09/14/k%e3%83%8d%e3%83%83%
e3%83%88%e3%83%bb%e3%82%b9%e3%82%a4%e3%83%83%e3%83%81%e
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パネルディスカッション 共同親権に気づいた私たちの変革

■コメンテーター
・木戸寛行
(クリエイティブ・ディレクター、コピーライター、
ポスター「息子が誘拐された。犯人は妻だった。」を制作。
ポスターは東京コピーライターズクラブのコンテストで入賞)

・堀尾英範
(医師。「60歳ですが、ここからが私の本番です。
共同養育についてこれまで私が勉強した内容を本にまとめました。
情報革命を進めて、変革を起こすためです」。
『子連れの離婚をする前に』著者)

・原健二朗
(パイロットから転身して起業。
「みんなの子どもを社会で育てる」チャイルドネット株式会社社長。
保育事業など子育て支援に取り組む)

・杉山程彦
(弁護士。子どもを連れ去られて法曹界の不条理に気づく。
連れ去りの違憲性を問う)

■進行 宗像充
(ライター、共同親権運動を発案。
kネット運営委員、『子どもに会いたい親のためのハンドブック』著者)

日時 2013年10月26日(土)
12:45会場13:00開始~16:30終了

場所 東銀座313ビルセミナールーム
(東京都中央区銀座3-13-9東銀座313ビル8階、
地下鉄東銀座ビル徒歩3分)

内容 13:00~パネルディスカッション
「共同親権に気づいた私たちの変革」
    14:40~スイッチパーティー
(ワンドリンク、軽食付き。一品持ち寄りも歓迎です)
チケット 前売り3000円、当日3500円
(定員になり次第締め切らせていただきます)

【「共同養育・面会交流」リーフレット配布中】

共同親権運動ネットワークでは、
共同養育、面会交流の普及促進のために啓発のための
リーフレットを作成しました。

http://kyodosinken.com/wp-content/uploads/2012/11/menkai_leaf_
2012%20knet_0104.pdf
http://kyodosinken.com/wp-content/uploads/2012/11/menkai_leaf_
2012%20knet_0203.pdf

ご活用いただくとともに、関係機関への配布を行っています。
配布にご協力いただけるかたは、
共同親権運動ネットワークまでご連絡下さい。
こちらから必要な枚数(10枚から)をお送りいたします。
また、離婚時の取り決めだけでなく、
調停や審判、裁判でもご活用ください。

お問い合わせは以下
TEL 03-6226-5419
FAX 03-6226-5424
Eメール info@kyodosinken.com(kネットリーフレット配布係)

【★現在の読者数 469人】

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【編集部より】
メールニュース読者からのイベントのお知らせ、その他投稿歓迎。
「イベントのお知らせ」に関しては、
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またその他コラム等に関しては2000字程度で
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以下までお送りください。
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★編集部後記【やめてよね! 片親排除法制】

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自分らしさよりも、何が「男らしい」かを
毎回国の指導者に言われる国はたいへんだな、と思う。
それでも、別れたら、子どもに会わないほうが
子どもが落ち着く、とか、
継父がいるから、「前の父親」はいらない、
と裁判所が親子を引き離す国より
よっぽどましだとは思う。(宗像)

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10年前