東京新聞:子どもの目線で面会交流考える 5日、千葉で講座

http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20131003/CK2013100302000149.html

NPO法人「DV被害者支援活動促進のための基金」(渥美雅子理事長)は五日、啓発講座「子どもが主人公の面会交流」を千葉市中央区の京葉銀行文化プラザで開く。午後一時半から、無料。

 面会交流は、離婚後に子どもを養育していない方の親が子どもと定期的に面会すること。二〇一一年の民法改正で養育費などとともに、離婚の際に取り決めておくことが、法的に位置付けられたという。離婚届には面会交流の協議が進んでいるか、どうかを記入する欄が設けられている。弁護士の渥美理事長は「全国の家庭裁判所に年間一万件の面会交流についての申し立てがあり、十年前の五倍から六倍に当たる」と話す。「親の都合ではなく、子どもの目線で面会交流を考えていく機会にしたい」(渥美理事長)と、元家裁調査官で、公益社団法人家庭問題情報センターの山口恵美子面会交流援助部長が講演する。

 講座は二部構成で、スタッフらが古典落語の「江戸の子別れ」、二人落語で創作の「平成の子別れ」も披露する。参加申し込み、問い合わせは同基金=電090(7907)7339=へ。

10年前