AFP:オバマ大統領が「父の日」演説、父親の育児の重要性訴える

オバマ大統領が「父の日」演説、父親の育児の重要性訴える

  • 2013年06月17日 11:01 発信地:ワシントンD.C./米国

米 ワシントンD.C.(Washington D.C.)で、ホワイトハウス(White House)に隣接する広場「ザ・エリプス(The Ellipse)」で行われた「ナショナル・クリスマスツリー(National Christmas Tree)」の点灯式に出席するバラク・オバマ(Barack Obama)大統領(右)と家族(2012年12月6日撮影、資料写真)。(c)AFP/Saul LOEB

【6月17日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は15日、「父の日」を前に行った演説のなかで、父親が不在だった子ども時代を送ったために今だに心に穴が開いたままだと明かし、父親がより多くの時間を子どもたちと触れ合えるよう児童支援関連法の改正を呼びかけた。

オバマ大統領は毎週定例のビデオ演説のなかで、「子どもの人生の中で愛情と支え、そして最も重要な親の存在、これにとって代わるものはない」と述べ、「多くの点で、これは父親についても当てはまる」と付け加えた。

オバマ大統領は「働く男性たちが子どもたちと過ごせるよう、子どもを支援する法律を改正するべきだ」と訴え、自身の政権で各地域組織や企業などと協力し、男性たちが親として、父親としての役割をより強く果たせるよう、信念を持って取り組んでいくと言明した。

オバマ大統領は、子ども時代のほとんどをケニア人の父親と共に過ごしていない。

「今でも、ただそばにいるだけでなく自身の人生に関わってくれる父親にいてほしかったと思う。母が最善を尽くして私に教えてくれた勤勉さや誠実さ、責任 感、遅れてもたらされる喜びなどの価値について、父親はもう1つの模範となって示してくれただろう。これらすべては子どもが明るい未来を描くための土台と なるものだ」

その一方でオバマ大統領は、どのような環境であれ良い親でいることは簡単ではないとも打ち明けた。「どうすればより良き夫、良い父親になれるのか、私は今もまだ模索している最中だ」(c)AFP
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