韓国 ハーグ国際養子縁組条約に正式に加盟
2013/05/24 20:00
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2013/05/24/0200000000AJP20130524002500882.HTML
【ハーグ聯合ニュース】ハーグ国際養子縁組条約に韓国が正式に加盟した。
陳永(チン・ヨン)保健福祉部長官は24日、オランダ・ハーグの中央政府庁舎で条約に署名した。
陳長官は「子どもたちが自分の生まれ育った国の家庭で育つ権利を最大限保障し、国際養子縁組の子どもの安全と人権に責任を持つという韓国政府の意志を国内外に明確に示すきっかけとする」と述べた。
署名式にはオランダのスヒッペルス保健福祉スポーツ相をはじめ、オランダの政府高官らが出席した。
同条約は国際養子縁組の子どもの安全と権利を保護することを目的に、国際養子縁組手続きや条件を規制した国際条約。1993年5月29日に採択され1995年5月1日に発効した。
現在、米国、英国、カナダ、オーストラリア、ドイツ、中国、インドなど90カ国が加盟している。
条約では、保護が必要な子どもは原則としてもとの家庭で保護することを定め、もとの家庭で保護できない場合、国内で保護できる家庭を探すとしている。国内で保護できる家庭が見つからない場合は、最後の手段として国際養子縁組を検討すると定めている。
これまで韓国は主要な養子縁組国のなかで唯一、同条約に加盟していなかった。そのため、国連など国際社会から条約加盟を求められていた。
保健福祉部は同条約の加盟に合わせ、養子縁組児童の権益を強化するなど子どもの人権向上に努める方針だ。
今後、2年以内に国内での批准手続きを終え、条約履行のための関連法を整備し、養子縁組専門組織を設置するなど必要な制度を整えていく予定だ。
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