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□■ kネット・メールニュース No.116
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★選ばなくっていい パパの家 ママの家
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このメールニュースは、主に共同親権運動、親子引き離し問題
についての情報を発信するものです。 2013年5月14日
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【片親排除法制反対!/日弁連に人権の確立を】
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■今号のトピックス
1 ほんとはどうなってるの?「共同監護と面会交流」
2 それってどうなの? ハーグ条約の議論
3 事件
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┣☆┫1 ほんとはどうなってるの?「共同監護と面会交流」
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(1)単独親権再評価の世界的潮流
4月6日の日弁連のシンポジウムや
4月19日の国会法務委員会でのハーグ条約についての
公聴会で長谷川京子弁護士会(日弁連両性の平等委員会副委員長)
の説明によれば、共同親権を見直し、単独親権制度を再評価する
世界的な流れがあるそうです。
知りませんでした。
長谷川さんによれば
1998年にスウェーデンで両親が協力できないと
共同監護命令ができないと法改正がされたこと、
アメリカのニューヨーク州も同様の法律があること、
オーストラリアでは、2006年に共同責任、養育時間の
均等配分、友好親のルールが見直されたこと、などが、
その事例なのだそうです。
(2)カリフォルニア、そしてスウェーデン
ちなみに、昨年妻との離婚が大きく報じられた
トムクルーズはカリフォルニア州在住にもかかわらず、
妻にニューヨークで離婚を申請され、しぶしぶ離婚に応じました。
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/beauty/celeb/20121017-OYT8T00569.htm
さすがは長谷川さんはよく知っておられます。
というわけで、ぜひ来てね!
*詳細が変更になっております。ご注意下さい。
====== 【ここから】 ======
講演「共同監護と面会交流 ~アメリカ、そしてスウェーデン」
ハーグ条約の加盟が目前に迫る中、
離婚・未婚時の子の養育をめぐる
日本と海外との法制度や考え方の違いが注目されています。
しかし実際に海外の共同監護がどのように実現されているのか、
日本にいる私たちは、断片的にしかわかりません。
海外で共同監護や面会交流は
裁判所でどう扱われるか? 実際にどうされているのか?
親権の考え方は? 法律は?
アメリカのカリフォルニア州の家庭裁判所で長年にわたって
離婚事件を扱ってこられたレオナード・エドワーズさんから
直接お話しいただきます。
またスェーデンの共同養育を現地で研究されてきた
善積京子さんから報告いただきます。
これからの日本の法制度をどうしていくか
……ともに考えましょう。
【時間、参加費を変更しています。ご注意下さい】
●日時 2013年5月20日(月)
13:00開場13:30開始~16:30(終了)
◎内容 (講師紹介は裏面)
13:30 主催者挨拶
棚瀬孝雄( 弁護士、中央大学教授、法社会学)
13:40 講演「スウェーデンでは」
善積京子さん(追手門学院大学教授、家族社会学)
14:30 講演「アメリカでは」
レオナード・エドワーズさん
(Leonard Edwards、カリフォルニア州家庭裁判所元所長、 シカゴロースクール教官)
講演後質疑あり
●場所 弁護士会館クレオBC
(東京都千代田区霞が関1丁目1番3号弁護士会館2階、
地下鉄「霞ヶ関駅」B1-b出入口直結)
●参加費 1000円(予約不要です。直接会場にお越し下さい)
*通訳有り
■主催 共同養育講演会・実行委員会
連絡先 03-5919-7501(棚瀬法律事務所)
メール tanase@law-t.jp
講師ほか紹介
善積京子(よしずみ・きょうこ)
追手門学院大学教授、家族社会学。
近著に『離別と共同養育 スウェーデンの養育訴訟にみる
「子どもの最善」』(2013年4月)ほか、
『スウェーデンの家族とパートナー関係』(編著)、
『現代世界の結婚と家族』(共編著)
レオナード・エドワーズ(Leonard Edwards)
カリフォルニア州家庭裁判所元所長、シカゴロースクール教官、
カリフォルニア司法協会、
長年裁判官として離婚と虐待の問題を扱ってきた。著書多数。
棚瀬孝雄(たなせ・たかお)
弁護士、中央大学法科大学院教授、京都大学名誉教授、法社会学。
独自の共同養育法案を作るなど、
離婚と子どもをめぐる法整備について活発に発言。
*講演終了後、講師も交えて懇親会を予定しております。
場所・参加費等は終了時にアナウンスいたします。
お気軽に参加下さい。
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┣☆┫2 それってどうなの? ハーグ条約の議論
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ハーグ条約の加盟が国会で承認されるのを目前にして
賛否の報道がここに来て出てきています。
(1)「それってどうなの?」
★それってどうなの?その1
「法を犯しても連れ帰ることでしか子の安全を保証できない場合もある」?
以下の記事は国際結婚の研究者のもののようです。
内容自体は、男性に興味がない、という以外は
海外におられる女性の状況をわりと客観的に伝えている
と思いますが、驚いたのは上記のようなコメントでした。
法律家ではないぼくが素人考えで思うに、
「連れ帰ることでしか子の安全を保障できないような」
法律を放置していることのほうが問題じゃないでしょうか。
この方はアメリカでそのような働きかけをされておられるのでしょうか。
そしてどのような場合が、そのような状況にあたるのでしょうか。
ワカランチンのぼくに教えてほしいものです。
ていうかこの人、すごいこと言うよね。
■嘉本伊都子2013.05.13
「『ハーグ条約』締結だけで問題は解決しない」
http://www.nippon.com/ja/currents/d00079/
★それってどうなの?その2
「監護権侵害を不法とするのは子どもの視点ない」
これは4月19日の公聴会で長谷川京子弁護士が言った言葉です。
ですが、親責任が子どものためだとすれば、
会わせずに他方の親の責任を果たさせない親というのは、
無責任になるので、やはり監護権侵害を不法とするのは
子どものためではないでしょうか。
しかも、長谷川さんは、返還拒否の根拠として
特定の人と安定した絆が子どものニーズであるからだ、
とも述べて、連れ去り親の7割が母で、
返還によって、監護者と切り離すことを問題視していました。
そうですよね。
子育ては女の仕事なんだからそれを奪うなんて
とんでもないですよね。
「母の愛」が親の支配権なわけないし。
男が子どもと絆なんて、笑っちゃいますよ。
男は黙って金払えですよねえ。
性別役割分業守るのが人権派弁護士のミッションですよねえ~。
やっぱ離婚するような親はダメな親!
誰が子どもを見るべきか、法律家に判断してもらわないと
世の中、ワガママな親ばかりで困りますよ。
どうも身分が低いぼくたちが、疑問を持ったりしてすいません。
やっぱり長谷川弁護士、正しい気がしてきました。
★それってどうなの?その3
「親権を持つ一方の親に無断で子どもを国外に移動させると
経緯や理由に関係なく一律に違法とみなし、
元の国に返還するという条約の原則は乱暴だ。」
この間一貫して条約に反対しておられる、
大貫憲介弁護士の意見です。
http://www.47news.jp/47topics/e/241275.php
ぼくの理解では、
この条約は「不法な」子の連れ去りについて抑止するものですので
条約の網の目にひっかかるということは、
国外に移動させる以前に、国内で不法になっている
(日本以外は監護権侵害で不法)と思うのですが。
まあ、ぼくは法律家ではないので間違っていたらすいません。
条約で規制されると、海外に連れ出すという
「奥の手」が使えなくなるから、弁護士は困りますよ。
そりゃあ日本国内でも同じです。
ところで、
この間の議論を見ていると、
国際的な子の連れ去りについて論じていながら
国内の現行法制度を維持するためにハーグ条約に反対する
というようにしか見えないのですが……。
最初は男女平等社会が実現するまで共同親権なんて反対、
と吉田容子弁護士(両性の平等委員会)は
毎日新聞で言っていました。
ハーグ条約の加盟の議論が強まると、
日本のDV施策が後退するから反対という意見が出てきました。
(兵庫県弁護士会、ハーグ慎重の会)
そのうち、ハーグ条約に反対しているのに共同親権に反対する、
面会交流よりも子どもの安全を優先と言い始めました。
ところで、ぼくたちはDV施策を後退させたり
子どもの安全を脅かすために面会交流をすべきだ、
なんて言っているわけではありません。
ただ、だれかの幸せを犠牲にしてまで現在の親権制度を
維持するなんて、おかしいよね、
そういう形でなされているならDV施策は不十分じゃないの、
と言ってはいます。
(2)問い直される議論
相変わらず言いっぱなしの羅列報道ですが、
毎日新聞の解説記事が出ています。
■毎日新聞 5月12日(日)
「<ハーグ条約>子育て困難なら返還拒否 異例の独自規定に賛否」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130512-00000002-maiall-soci
■毎日新聞2013年05月12日
「クローズアップ2013:ハーグ条約、期待と懸念 年度内にも加盟」
http://mainichi.jp/opinion/news/20130512ddm003010137000c.html
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┣☆┫3 事件
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というわけで、
現在の制度ではこんな事件が頻発しています。
■読売新聞2013年5月13日
「失いたくない…別居中の妻実家から長男連れ去る」
別居中の妻の実家に押しかけて1歳5か月の長男を連れ去ったとして、
山形県警天童署は12日、東京都杉並区荻窪、広告会社役員〓〓
容疑者(33)ら男3人を未成年者略取容疑で逮捕した。
他に逮捕されたのは、仙台市若林区、運送会社員〓〓(33)、
横浜市保土ヶ谷区瀬戸ヶ谷町、アルバイト〓〓(31)の両容疑者。
発表によると、3人は11日午後4時35分頃、
〓〓容疑者の妻(27)が長男と暮らす天童市の妻の実家から、
長男を無理やり車に乗せて連れ去った疑い。
〓〓容疑者は、離婚調停中で、
妻や妻の父親と実家の居間で話をしている途中に、
長男を抱きかかえて走り出し、
〓〓容疑者らが待つ自身の車に乗せて連れ去ったという。
〓〓容疑者は「子供を失いたくなかった」などと供述している。
11日夜、警戒中の同署員らが、
仙台市若林区の佐藤容疑者の自宅近くの路上で、
長男を抱いて歩く〓〓容疑者らを発見した。
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夫とケンカした際家を追い出され、
その後子どもと会わせてもらえなくなった。
子どもを連れて妻が実家に帰ったきり戻ってこず、
子どもとも会わせてもらえない。
夫婦間の関係はどうあれ、
それを理由に親子関係を絶つ権限が子どもを見ている
親にあるわけではありません。
離婚後も、双方の親が子どもの養育の責任を引き続き
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【「共同養育・面会交流」リーフレット配布】
共同親権運動ネットワークでは、
共同養育、面会交流の普及促進のために啓発のためのリーフレットを
作成しました。
http://kyodosinken.com/wp-content/uploads/2012/11/menkai_leaf_
2012%20knet_0104.pdf
http://kyodosinken.com/wp-content/uploads/2012/11/menkai_leaf_
2012%20knet_0203.pdf
ご活用いただくとともに、関係機関への配布を行っています。
配布にご協力いただけるかたは、
共同親権運動ネットワークまでご連絡下さい。
こちらから必要な枚数(10枚から)をお送りいたします。
また、離婚時の取り決めだけでなく、
調停や審判、裁判でもご活用ください。
お問い合わせは以下
TEL 03-6226-5419
FAX 03-6226-5424
Eメール info@kyodosinken.com(kネットリーフレット配布係)
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★編集部後記
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やっぱ有利に離婚したいなら、
両性の平等委員会の弁護士だよね。
でも、ぼくたちのところに来たときにはもう遅い
……残念。(宗像)
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