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国際離婚の課題 子を守るには

最終更新日:2013年3月17日

 http://seiji.yahoo.co.jp/close_up/1268/

安倍内閣は3月15日、国際結婚が破綻した際の子の扱いを定める「ハーグ条約」加盟に向けた承認案と関連法案を閣議決定。今国会での条約承認、成立を目指しています。条約加盟により子どもの福祉や権利を守ることはできるのでしょうか? 課題を探りました。

ハーグ条約加盟が検討されている背景は

増える国際離婚とトラブル

[映像]「国際離婚」をめぐる、ある日本人女性のケースを取材しました。(13/03/05) – FNNnewsCH(3月5日)

筆者:出石直(解説委員)
筆者:温井ちまき(ワシントンD.C.在住トレンド・ジャーナリスト)
国際離婚をした日本人女性が子どもを日本に連れ帰ってしまう事件があるのを筆者が知ったのは5年ほど前の ことだ。指名手配された女性の情報が、在米日本人のメーリングリストで回覧されたからだ。リンク先はFBIの「モースト・ウォンテッド」リスト。 Parental Kidnappings(親による誘拐)ページに日本人女性が何人も載っていた。いずれも米国人の夫と離婚し親権争い中、あるいは争いに負けた後、子ども と共に米国を去っていた。彼女達は「日本に住んでいると考えられる」とされ、ウサマ・ビン・ラディンなどのテロリストや連続殺人犯と同じように扱われてい た。衝撃的だった。
12年前