城内外務大臣政務官とユング・フランス上院議員との会談
本7日午後2時から約40分間,城内実外務大臣政務官は,訪日中のリシャール・ユング・フランス上院議員(Mr. Richard YUNG, Senator of the French Republic)と会談し,子の親権問題を中心に意見交換を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,城内外務大臣政務官から,先般のアルジェリアにおける邦人拘束事案に際して自らも現地で対応に当たった点に触れつつ,本件に関するフランスの協力に謝意を表しました。
- ユング上院議員より,子の親権問題については,フランス国内の関心も高く,日本における取組の現状につき承知したいとして質問があったのに対し,城内外務大臣政務官より,概ね以下のとおり説明しました。
- (1) 子の親権問題については,我が国としても,日仏両国で協力して取り組むべき重要な課題と認識している。
- (2) 国境を越えた人の往来が飛躍的に増え,国際結婚も増加した現在,「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締結は,我が国にとって引き続き重要であり,政府としては,ハーグ条約の早期締結を目指していく。
- (3) また,約30件判明している日仏間における既存の個別案件については,我が国の法律に従い,「子の親権に係る日仏連絡協議会」など既存の制度を活用しつつ対応していく。
- ユング上院議員は,城内外務大臣政務官の説明に謝意を表するとともに,日本における取組が順調に進展していくことを期待する旨述べました。
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