子どもに会いたい親のためのハンドブック

価格: 1700円+税
発行日: 2013年1月15日
版型: A5判並製
ページ数: 172頁
ISBNコード: ISBN978-4-7845-1489-2
Cコード: C0030
詳細内容

夫とケンカした際家を追い出され、その後子どもと会わせてもらえなくなった。子どもを連れて妻が実家に帰ったきり戻ってこず、子どもとも会わせてもらえな い。夫婦間の関係はどうあれ、それを理由に親子関係を絶つ権限が子どもを見ている親にあるわけではありません。離婚後も、双方の親が子どもの養育の責任を 引き続き担っていくことをめざして、共同養育を模索するための手引き。

【目次】

はじめに……宗像充

1● もしも子どもに会えなくなったら 宗像充
1 なぜ「連れ去り」が起きるのか
2 約束が守られないのはなぜ
3 突然子どもを連れ去られたら
4 自分がDVの加害者と言われたとき
5 女性が子どもと引き離されたら
6 あなたが離婚を考えたとき

2● 片親疎外とは  青木聡
1 片親疎外とは
2 「争い依存症」
3 片親疎外への対処

3● 裁判所で気をつけること 宗像充
1 家庭裁判所に行かないといけなくなったら
2 調停、審判、裁判って何?
3 弁護士をつけるかどうか
4 味方になってくれる法律
5 家庭裁判所での心構え
6 家裁でできる具体的な方法
7 民法七六六条と家事事件手続法の改正

4● 子どもと会うためにできること  未定・宗像充
1 生き残る─子どもと会うための再起、再構築
2 子どもと会うための基礎をつくる効果的な心得と取り組み
3 交渉と折り合い─相手との関係をどうしていくか
4 子どもに気持ちを伝えるには
5 自分の気持ちをどう整理していくか

5● 養育プラン 青木聡
1 何を取り決めるべきか
2 子どもの成長と養育計画の変更
3 相手と意見が合わないとき・取り決めを守ってもらえない場合

6● 共同養育・面会交流の実際  宗像充
1 実際に子どもと会ったとき
2 第三者機関の利用
3 学校や地域とのつきあい方

資料
おわりにかえて

著者略歴

共同親権運動ネットワーク

青木聡
上智大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。現在、大正大学人間学部臨床心理学科教授。臨床心理士。山王教育研究所スタッフ。東京都豊島区南池袋で「あずま通り心理臨床オフィス」を開業。

未定
NTTにて無線通信研究開発、インターネットサービス開発を経て独立。現在は株式会社エレメンツリンク社長。ITコンサルタントおよび心理カウンセラー。 経営戦略、人材育成からメンタルヘルスなど心理学を幅広く応用。サインケイリビングのWebサイトにてOL職場の悩み相談なども連載。

宗像充
共同親権運動ネットワークで、主に離婚を契機に子どもと会えなくなった親たちの話を聞き続ける。親どうしが別れても親子が親子のままでいられるための社会 作りを目指す。同居親、別居親にかかわらず、情報提供をする中で、接触が難しい離婚後のカップルの間で子どもが行き来できる支援を続ける。フリーライ ター。

12年前