NHKただイマ!:離婚で壊れる子どもたち

http://www.nhk.or.jp/tadaima/backnumber/2013/0118/index.html

http://www.dailymotion.com/video/xwv1ns_yyyy-yyyyyyy_people?start=181#.UPvJ4fI1Qa8

2013年1月18日(金)

離婚で壊れる子どもたち

ゲスト:富司純子さん、藤森慎吾さん(オリエンタルラジオ)
専門家ゲスト:棚瀬一代さん(神戸親和女子大学教授)
コメンテーター:水無田気流さん(東京工業大学世界文明センターのフェロー)
空中タイムキーパー:仲間リサさん
冒頭コーナーリポーター:黒田信哉アナウンサー
特集リポーター:松田利仁亜アナウンサー

内容

今回の特集では、離婚を「子どもの立場」から考えました。日本では、年間およそ25万組の夫婦が離婚していますが、その7割は、未成年の子を持つ夫婦です。それくらい親の離婚を経験する子どもが多いと言うことです。
「親の離婚で振り回される子どもがかわいそう」―そんなイメージをお持ちの方は多いと思いますが、実際にどんな苦しみを感じているのかは、専門家による と、親や社会に十分認識されていないといいます。今回、小学校低学年の時に親の離婚を経験したある女性を取材し、当時子どもの目で親の離婚をどう見ていた のか、克明に再現しました。父が家にいる時間がだんだん少なくなり、ある日を境にいなくなってしまったこと、母からは「離婚した」と告げられるも、事情は 何も知らされなかったこと、精神的に不安定になった母を苦しめないということを最優先に考え、自分の不満は決して表に出さなかったこと・・・面上は、「い い子」として子ども時代を送った女性の、内に秘めた思いと、大人になった今も引きずる影響について、お伝えしました。また、親子で気持ちをぶつけあい、離 婚後の付き合い方を決めていった、という実例もご紹介し、子どものために出来ること、しなくてはならないこと、を考えました。
スタジオには離婚家庭における子どもの心理に詳しい専門家にも参加していただき、離婚後の親との関係性によって、子どもの発達にどのような影響を及ぼすのかについても掘り下げました。
さらに、離婚の際に子どものことをしっかり考え、決めるということを後押しする狙いの制度なども紹介しました。
(1)去年の4月に新しくなった離婚届。子どもの養育費や面会交流の取り決めについて記入する覧が新設されました。
(2)今年1月、これまでは夫側と妻側だけが参加していた調停の場に、子どもも弁護士とともに参加できるようになる、「子どもの手続代理人制度」がスタートしました。

12年前