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□■ kネット・メールニュース No.85
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★選ばなくっていい パパの家 ママの家
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このメールニュースは、主に共同親権運動、親子引き離し問題
についての情報を発信するものです。 2012年9月30日
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【民法変えて共同親権に/家庭裁判所に法の支配を】
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■今号のトピックス
1 「パパに会えないのはなぜ?」署名集め用チラシ
2 どうする「たなざらし法案」
3 青森県の啓発ページ
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┣☆┫1 「パパに会えないのはなぜ?」署名集め用チラシ
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kネットでは、
パパ(ママ)を不審者と呼ばないで!
「園・学校での親としての扱いを求める署名」
を集めるために、チラシを作りました。
http://kyodosinken.com/wp-content/uploads/2012/09/whyicannotmyparents.pdf
この中で、紹介している
「ママ(パパ)がパパに会いたくないっていうから、私はもういい」
「友達には、パパ(ママ)はずっと出張に言ってるんだ、ってウソついてる」
といったような発言は、実際にぼくたちが聞いたことです。
多くの場合、このように親と引き離された子どもが思ったとしても、
「それがあなたのためなのよ」と言って疑問は封殺されてきました。
家庭裁判所や、共同親権を採用することに
否定的な発言をくり返す人たちの多くは
「面会交流は親の権利じゃなくて、子どもの権利」
と言う方がいますが、そんな中で、まじめに子どもの意見を
聞く取り組みをされている方はめったにいません。
また、自身が子育てをしていながら、
「親の権利を言い過ぎるのはいかがなものか」という方は
法曹関係者に多いですが、日本語に翻訳すると
「別居親は駄目な連中なので、親としての資格ないよ」
ということになります。
さぞご立派な方のようで、
ぼくのような卑しい人間が言い返す言葉もございません。
「勝った者が正しい」という司法の論理、
親権の問題でも、身近なところから問い返すべきことです。
署名についての案内は以下から
http://kyodosinken.com/2012/09/16/%E3%83%91%E3%83%91%EF%BC%88%E3%83%9E
%E3%83%9E%EF%BC%89%E3%82%92%E4%B8%8D%E5%AF%A9%E8%80%85%E3%81%A8%E5%91%
BC%E3%81%B0%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A7%EF%BC%81-%E3%80%8C%E5%9C%92%E3%
83%BB%E5%AD%A6%E6%A0%A1/
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┣☆┫2 どうする「たなざらし法案」
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(1)どうする「たなざらし法案」
読売新聞の報道でハーグ条約承認法が触れられています。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120927-OYT1T00850.htm
(略)「自民党は解散を求めて攻勢を強める。法案審議に熱が入るはずがない」。
そう懸念するのは法務省幹部。通常国会では、
国際結婚が破綻した際の子どもの扱いを定めるハーグ条約承認案や
刑法等改正案などが先送りになり、
「たなざらしになっている法案審議を進めてほしいというのは、霞が関の共通の思い」
と話す。(2012年9月27日15時35分 読売新聞)
子どもの奪い合いの国際的な紛争解決に必要とされるのは
条約の承認法ではなく共同養育を法的に保障するための法律ですが、
いずれにしても、審議ぐらいしてもいい気がします。
(2)各国日本領事館の注意
外務省では、条約加盟後に向けて、以下のリーフレットを発行しています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/pdfs/pamph.pdf
また、各国の日本大使館・領事館のサイトで
「子どもの親権をめぐる問題について」の注意書きを日本人向けに掲示しています。
以下3つほど例を挙げると、
在ホノルル日本国総領事館
http://www.honolulu.us.emb-japan.go.jp/jp/shinken.htm
在モントリオール日本国総領事館
http://www.montreal.ca.emb-japan.go.jp/jp/visa/child.htm
在バルセロナ日本国総領事館
http://www.barcelona.es.emb-japan.go.jp/japones/seikatsu_shinken.htm
子の連れ去りには、実子誘拐罪や刑法上の規定が適用されますが、
アメリカの場合実子誘拐罪として
「16歳未満の子の連れ去りの場合、罰金若しくは3年以下の禁錮刑又はその併科を規定」
カナダの場合
「14歳未満の子の連れ去りの場合、10年以下の禁錮刑等を規定」
スペインの場合
「2~4年の禁固刑及び4~10年の親権剥奪」
などが紹介されています。
日本の国会議員は、
「お子さんとお母さんが例えば実家に帰るっていうのは当たり前の文化なので、
置き手紙で、私の場合もそうでしたけども、言ったけども、
どこにいるのかわかるし、安全なところにいるってことで、
逆に夫の方も、そういう意味では多くの方が認めていることだと思うんですよ。
なので、例えば誘拐だとか、犯罪っていう風に、思っている人たちは少なくて、
むしろそれは、悪いことだという意識はないですよね」(井戸まさえ衆議院議員)
とオーストラリアのテレビ局にアピールしています。
http://www.youtube.com/watch?v=FG22mdQlgKk
詳細は以下
http://kyodosinken.com/2012/06/03/%EF%BD%8B%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83
%88%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%
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┣☆┫3 青森県の啓発ページ
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青森県は面会交流の明文化を受けて以下のページで案内を載せました。
http://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kenmin/hi-fukushi/hi-huku-bosikahu11.html
この中で
「面会交流とは面会交流とは、
子どもと離れて暮らしているお父さんやお母さんが子どもと
定期的に又は不定期に会って話をしたり、
一緒に遊んだりして交流することです。」
と定義されています。
これは家裁の非科学的な教育を受けた調査官やその出身者からなる
FPICの思想と同じですが、絶対に単独親権が子のためによくて
別居親には子育てはさせるのはよくない、という思い込みを世間に
振りまかないでほしいものです。
自分たちのやり方の間違いや、職務怠慢を当事者のせいにする
反省のない支援は、結局、当事者と子どもを苦しめるだけです。
なお相談先として
FPICの運営する「養育費相談支援センター」が挙げられていますが、
この団体は、人質取引を斡旋し、
「親権のない親は親じゃない」という差別行為を
公式文書で認める団体です。
http://kyodosinken.com/2012/08/05/%EF%BD%8B%E3%83%8D%E3%83%83%E3%
83%88%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%
BC%E3%82%B9no-79%E3%80%8C%EF%BD%86%EF%BD%90%EF%BD%89%EF%BD%83%E5%9B
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kネットでは、これらの点について
公益認定をした内閣府宛に質問状を提出しました。
http://kyodosinken.com/2012/08/25/%EF%BD%8B%E3%83%8D%E3%83%83%E3%
83%88%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%
BC%E3%82%B9no-80%E3%80%8C%E3%80%8C%E6%81%90%E6%80%96%E3%81%AE%E5%
9B%A3%E4%BD%93%EF%BD%86%EF%BD%90/
回答は得られませんでしたが、
ぼくたちの団体以外にも複数の苦情が内閣府に寄せられ、
様子を見ながら対応を考える、
と担当者が口頭で述べていました。
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★編集部後記
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FPICの職員に人質取引を指摘すると、
「そういう性格だから子どもと会えなくなるのよ」という
表情がにじみ出ていて、ああ、とても日本的ね、としみじみ思う。
「長いものにはマカロニよ」という以外に解決策を知らない
人たちに、それ以外の価値観は理解できないのだろうなあ、と。
子どもには「あなたが我慢すればみんんがうまくいくんだから……」
かな。(宗像)
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