養育費や親子面会、取り決めて離婚は半数以下
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120910-00000040-yom-soci
読売新聞 9月10日(月)14時32分配信
4月施行の改正民法で、子どものいる夫婦が離婚する際、養育費や親子の面会交流について取り決めるよう定められたのに、6月までの3か月間で取り決めたのは全体の半数に満たなかったことが、法務省の初の集計で分かった。
取り決めがなくても離婚届は受理されるため、改正の実効性は当初から疑問視されていたが、当事者だけで調整する難しさが改めて浮き彫りになった。
改正民法の施行を受け、法務省は4月から、離婚届の書式を一部変更し、未成年の子どもがいる場合、面会交流と養育費の分担について、「取り決めをしている」「まだ決めていない」のいずれかにチェックを入れてもらう欄を新設した。
同省によると、未成年の子どもを持つ夫婦が合意の上で離婚した協議離婚は、4~6月に計3万2757件。このうち、面会交流について取り決めていたのは 1万5622件(48%)にとどまり、「まだ決めていない」が6843件(21%)だった。養育費に関しても、「取り決めた」は1万6075件(49%) で、「まだ決めていない」が6316件(19%)。残りは、いずれもチェックがなかった。
最終更新:9月10日(月)14時32分
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