時事:長女の親権、元夫側に=司法取引の女性に逆転決定-大阪高裁

長女の親権、元夫側に=司法取引の女性に逆転決定-大阪高裁

国際結婚した兵庫県の女性(44)が長女(9)を無断で日本に連れ帰ったとして、親権妨害の疑いで米国で身柄を拘束され、司法取引で釈放された事件に絡 み、大阪高裁が元夫(40)に長女の親権を認める決定を出していたことが14日、分かった。女性と元夫双方の代理人弁護士が明らかにした。
弁護士らによると、決定は4月27日付。高裁は「長女は米国で元夫の家族との生活や学校生活になじんでいる」などと指摘し、女性の親権を認めた昨年3月の神戸家裁伊丹支部の決定を変更した。女性側は決定を不服として最高裁に抗告している。
女性は2008年に長女を連れ、米国から帰国。昨年4月、永住権更新のためハワイに渡航した際に拘束された。女性は同12月、司法取引で長女をニカラグア国籍の元夫に引き渡して釈放され、米国にいるという。(2012/06/14-16:43)

12年前