メールニュースNo.14

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□■      kネット(共同親権運動ネットワーク) メールニュース
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このメールニュースは、kネットが主に共同親権運動、親子の面会交流に
ついての情報を発信するものです。 2010年5月12日  (宗像充)
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■今号のトピックス
Ⅰ.第三次男女共同参画基本計画策定への意見
Ⅱ.子どもに会えない親のための実践講座
Ⅲ.子どもと離れて暮らす親たちの気持ちを伝えるブログ
Ⅳ.国会請願署名
Ⅴ.インフォメーション
Ⅵ.イベント案内
Ⅶ.編集部より、寄付のお願い
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┣☆┫Ⅰ.第三次男女共同参画基本計画策定への意見
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内閣府の男女共同参画局第三次男女共同参画基本計画策定の意見募集に
kネットとしては意見を提出しました。

私たちは離婚後、子どもと離れて暮らす親のグループです。
特に、男性のみの会ではありませんが、離婚後親権を持つのが女性が多いため、
男性の会員が過半数を占めています。
日々、離婚や子どもとの引き離しに悩む親たちの相談を受け付けています。
私たちのグループの中には、
離婚や別居を契機に子どもと会えなくなったものが多く、
特に、婚姻中に、子どもの世話をしていた父親(別居親が父親の場合)、
つまり子煩悩な父親ほど、
子どもと引き離される精神的なダメージは大きくなっています。

逆に、育児を積極的に担っていた親ほど、
親権争いになった場合に有利になるので、
子どもを突然連れ去られ、子どもに会えないままに家裁にかかり、
そのまま会えなくなってしまう事例が多々見られます。

女性が引き離される当事者になることも珍しくありません。

また、近年では、離婚と親子の引き離しによる子どもへの影響も研究が進み、
諸外国では、その成果を取り入れつつ、
共同親権・共同養育が実現していきました。

男女共同参画が曲がりなりにもすすみ、育児を男性が担うことが多くなり、
親どうしが別れた後も、
ともに子育てにかかわりたいという男性も増えてきています。
婚姻中に育児をしてきたのに、
別れたとたんに子どもとの関係が絶たれるのであれば、
そういった父親が納得しないばかりか、
途中ではしごを下ろされた男性たちが、男女共同参画に
不信の目を持つことも当然あるでしょう。

現在、離婚後の単独親権制度のもと、親権を失った親は、
子どもに会う制度的な保障がありません。
また、子どもに会わせるという約束のもとに離婚に応じ、
そのまま子どもに会えなくなるケースも見られます。

養育費を払っていても、面会は実現しないこともあるため、
養育費を払わなくなり、そのまま親子関係が絶たれることもあります。
離婚後にも子どもの養育に関われる、
制度的な保障という意味での共同親権が実現しなければ、
片方の親は破綻の事実を受け入れることもできにくくなります。
そのことで親どうしの葛藤が長引けば、
その後の子どもの養育を親どうし協調してやっていくこともできなくなります。

また、親どうしの関係がたとえお互いに非関与的であっても、
受け渡しのみ第三者の仲介が入れば、離婚後も共同で子育てすることは可能です。

こういった点が理解されていないため、
離婚したのに共同で子育てなど無理だろうという先入観のもと、
結局は子どもを引き受けた親のみに育児負担が行く結果にもなっています。
子どもと離れて暮らす母親への視線も厳しくなります。

また、離婚前後にかかわらず、子育ての責任は親だけに担わされがちです。
他人の手をわずらわせつつ、
離婚後の共同養育があたりまえにできる社会を作っていくことは、
一人で抱え込まなくてもいい子育てのあり方を認めていくことにもなります。

共同養育という子育てのあり方を広めることによって、
離婚後も子どもが両方の親から愛情を受ける環境を作っていって欲しいと思います。

また、離婚によって引き離される親たちの苦悩をご理解の上、
共同親権・共同養育の法制化を推し進め、面会交流についての行政支援を
積極的に進めていただきたいと思います。

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┣☆┫Ⅱ.子どもに会えない親のための実践講座
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3月に開催された実践講座をより詳しく、より実践的に第二弾として開催します。
この2年ほどで家裁の傾向も徐々に変わってきました。
ぜひ、出席して情報を共有し、家裁を変えていきましょう。

共同親権の法制化を進めてきた別居親たちが、現在の制度や裁判所の実情、
子どもと会うために必要な知識をお教えします。

1 「面会交流の法と制度―傾向と対策」
現在の法制度とその運用の傾向について
5月16日(日)、講師・宗像充

2 「会えるために私たちができること」
実際に引き離しに直面した親ができること
5月30日(日)、講師・望月蓮

3 「家庭裁判所攻略法」
家裁での調停の進み方、弁護士との付き合い方など
6月13日(日)、講師・宗像充

4 「女性が結婚、離婚を考えるとき」
女性の側から見た離婚や結婚、会わせない側の気持ち
6月27日(日)、講師・矢野裕子、植野史(終了後意見交換)

■ 時間13:30~16:00
■ 場所・kネット事務所(地図は裏面をご覧下さい)
■ 参加費1回1500円、4回通しで5000円

事前に申し込みください、当日参加もできます
mail info@kyodosinken.com
TEL  03-5909-7753

●講師紹介
■宗像 充
別居親の当事者団体親子の面会交流を実現する全国ネットワークを呼びかけ、
現在、共同親権運動ネットワーク事務職員。
■望月 蓮
共同親権運動ネットワーク事務局。当事者体験の中から、
多くの会えない親の相談に応じる。
カウンセラー。
■矢野 裕子
京都西山短期大学教員。ジェンダー・人権の視点から共同親権について問題提起。
■植野 史
共同親権運動ネットワーク代表。10年の引き離しの後、
運動を経て現在調停申し立て中。

●主催 共同親権運動ネットワーク(kネット)

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┣☆┫Ⅲ.子どもと離れて暮らす親たちの気持ちを伝えるブログ
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kネットも協力し、子どもと離れて暮らす親たちの気持ちを伝えるブログが
公開されています。
毎週1件ずつ、子どもと離れて暮らす親たちの気持ちをネット上で公開し、
離れて暮らす親たちの実態を伝えていきたいと思います。

http://ameblo.jp/hanareteoya/

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┣☆┫Ⅳ.国会請願署名
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4月30日に締め切った
「共同親権・共同養育を実現するための法整備を求める請願」は、
第三次集約分1193筆が集まりました。ご協力ありがとうございました。
第一次提出分2400筆、第二次提出分595筆と合わせ、
合計4188筆の署名が全国から集まりました。
集まった署名は近々国会に提出し、法改正に向け、
国会内での議論を促していきたいと思います。

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┣☆┫Ⅴ.インフォメーション
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(1)共同親権についてさまざまな意見

共同親権についてのさまざまな立場の方から
意見が発表されるようになってきました。

伊藤塾の伊藤真さんのエッセイ「親子」

http://blogs.itojuku.com/jukucho_zakkan/2010/04/176-1269.html

日本裁判官ネットワークの
浅見宣義(神戸地方家庭裁判所伊丹支部)裁判官のエッセイ
「父かとぞ思う母かとぞ思ふ」

http://www.j-j-n.com/

また、5月7日の朝日新聞「国際離婚 子の連れ去り」には
別居親の明尾雅子さん、
ハーグ国際私法会議常設事務局次長ウィリアム・ダンカンさん、
弁護士の山田由紀子さんがそれぞれの立場から意見を述べています。

特にこの中で、弁護士の山田由紀子さんは
「弁護士として30年、離婚の争いを見てきて、
共同親権でうまくいくと思ったカップルはほとんどなかった」
というコメントは正直、離婚に直面した当事者の心情を
逆撫でするもので、まったく賛成できません。
そもそも、離婚を成立させるために有責性を言い立て、
親権を相手から奪うために相手の欠点をあげつらい、
親どうしの葛藤を高めるアドバイスをしてきたのは弁護士だからです。
私たちに言わせれば、
「このようなコメントをする弁護士がいる限り、
共同親権になったとしてもうまくいくカップルはほとんどない」
と思います。
制度の欠陥を離婚当事者のせいにして、母子の保護という視点のみから
「会わせない権利」を追認するならば、法曹関係者の姿勢としては
疑問に感じます。

(2)絵本『たいせつなもの』販売
9人のお子さんのいるシングルマザーのなるさわまちこさん、
以前、kネットの車座集会の第一回でお話いただきました。
今回、なるさわさんの既刊の絵本『たいせつなもの』を
kネットから刊行しました。
税込み700円で販売しています。
お問い合わせ、ご注文はkネットまで。

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┣☆┫Ⅵ.イベント案内
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他団体のイベントも含めて紹介しています。

■シンポジウム
「離婚後の子どもの幸せのために~面会交流、養育費を中心として~」
日時 2010年5月15日(土)13:30~17:00
場所 弁護士会館2階 クレオBC
(千代田区霞が関1-1-3 地下鉄丸の内線・日比谷線・千代田線
「霞ヶ関駅」B1-b出口直結)
参加費・資料代無料、事前申込不要
パネルディスカッション * 戒能民江氏(お茶の水女子大学副学長)、
* 棚村政行氏(早稲田大学教授)、
* 渡辺久子氏(慶應義塾大学病院小児科外来医長)、
* 川島志保氏(弁護士)
共催 日本弁護士連合会
問合せ先 日本弁護士連合会 人権部人権第二課
TEL:03-3580-9510  FAX:03-3580-2896

■kネット自助の会
日時 5月22日13:30~16:00
場所 kネット事務所
問い合わせ kネット

■女のグループワーク/男のグループワーク
日時 6月12日
女のグループワーク10:00~12:00(2000円)
男のグループワーク13:00~16:00(3000円)
ファシリテーター 味沢道明(日本家族再生センター)
主催 日本家族再生センター 協力 kネット
問い合わせ kネット

■討論集会「共同養育で家族は超えられるか」
日時 7月11日(日)13:00~16:00
場所 一橋大学(予定)
発言
味沢道明さん(日本家族再生センター)
遠藤良子さん(シングルマザーのサポーター)
天野誠一郎さん(国立のしょうがいしゃ)
進行
宗像充(天野さんのヘルパー)
主催・問い合わせ kネット

■親子の日(7月25日)の前に考えること
「共同養育で私たちが実現したいもの」

*日程が変更になりましたご注意ください

日時 7月24日(土)13:00~
場所 早稲田大学
講演 後藤富士子さん(弁護士)
「家裁はどう変わる、家裁をどう変える-共同親権と単独親権」
座談会「もう一度親子を考える-親子が親子を感じるとき」
進行 植野史、発言 吉田よしこほか

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■ 編集部より
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2年ぶりに子どもと2時間会ったというのを人に言ったら、
「宗像さん、刑務所にでも入ってたんですか」と言われた。
「いや、裁判所がそう決めたんですけど」と苦笑いする。
親はセールスおっちゃんじゃないよ。(宗像)

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■ メルマガ発行元
社団法人 共同親権運動ネットワーク」
〒160-0023 新宿区西新宿6-12-4コイトビル3F
TEL 03-5909-7753
FAX 03-5909-7763
mail:info@kyodosinken.com
代表 植野 史
詳しくはWebで! ⇒⇒⇒ http://kyodosinken.com/
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15年前