「国際問題」電子版 (ISSN:1881-0500) -最新号-
12月 |
2011年12月 No.607
電子版
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日本政府は子の奪取に関するハーグ条約への加入準備を正式に始めています。背景には、国際結婚の増加とともに子の国籍や離婚手続きが各国で問題とな るなか、子どもの利益保護のためには国内法の競合を回避する国際的な対応が必要となっていることがあり、また国際結婚の破綻に伴う日本への子どもの連れ帰 りが国際問題化しているという事情もあります。本特集では、家族の国際化への国際的対応としてのハーグ条約をめぐり、その意義と内容の詳細、課題、また国 際化の実情と加入の必要性、この問題に対する内外の認識のギャップ、ハーグ条約を含む国際私法への日本の対応の歴史的経緯など、多角的に考察し解明を試み ました。
焦点:家族の国際化への対応 ― 子の奪取に関するハーグ条約および日本の対応
カテゴリー: 5,意見・論文