朝日:「長女は米の元夫へ」米で拘束の母親が応じ、釈放へ

「長女は米の元夫へ」米で拘束の母親が応じ、釈放へ

 米国に住むニカラグア国籍の元夫(39)との離婚訴訟中に長女(9)を日本に連れ帰った兵庫県内の女性(43)が渡航先のハワイで身柄を拘束された問題で、同県内の親類宅にいる長女を30日以内に元夫側に戻す意向を米国の司法当局に示したことがわかった。女性は釈放される見通し。

関係者によると、女性は2002年に国際結婚した元夫から08年2月に米国で離婚訴訟を起こされた後、長女を連れ帰った。米国の裁判所は離婚を認めて元夫を親権者としたが、女性が親権変更を兵庫県内の家裁支部に申請。同支部は今年3月、米国の裁判所とは逆に女性を親権者とする判断を示したが、大阪高裁で審理が続いている。

女性は米国の永住権更新手続きのためにハワイに渡航した4月、有罪と判断されれば量刑が重くなることもある親権妨害容疑で拘束。米ウィスコンシン州で始まった裁判でいったん無罪を訴えたが、その後、長女を戻す代わりに量刑を軽減するよう求めたという。

長女は半年以上にわたって両親と会えない状態が続いていたが、女性の意向により解消される見込み。女性は釈放後、GPS(全地球測位システム)機器を装着されるという。(平賀拓哉)

9年前