新刊:離れていても子どもに会いたい 引き離された子どもとの面会交流をかなえるために

親が自分の子どもに会いたいと思うこと、それは当然のこと

 

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小嶋勇【著】
離れていても子どもに会いたい
引き離された子どもとの面会交流をかなえるために


A5判並製  152頁  1470円(税込)  ISBN978-4-903690-80-3

親が自分の子どもに会いたいと思うこと、それは当然のことでしょう。ふだん、そんなことを考える親はいません。何らかの理由で会えなくなったとき、その当然であることが難しいという事実にぶつかります。
本書は、何らかの理由で子どもと別々に生活している親が、自由に子どもと交流できるようになることを願って出版されます。親が子どもと交流する権利を強行しようということではなく、子どもにとっては一緒に生活している親だけではなく、別々に生活している親と交流することが、その人格の形成に極めて重要であると考えるからです。
子どもと一緒に生活している親とそうでない親とが十分に話し合い、お互いの立場を理解し合い、お互いの納得の上で実施されるべき面会交流。その実現のために、第1部では具体的な事例をあげて、様々な理由や状況によって親子の面会交流ができなくなった場合の具体的な問題点を指摘し、第2部では面会交流に関わる理論的問題を出来る限りわかりやすく解説しています。
【目次】はじめに
QA索引第1部 面会交流をかなえるために──事例編一 現代版追い出し離婚
1 現代版追い出し離婚とは?
2 事例
事例1 いつのまにかDV加害者に
事例2 子の引き離しとの闘い
事例3 子どもに会うことにこだわる
事例4 裁判所は必ずしも公平ではない
3 私見
二 自分の子どもに対する誘拐罪
1 誘拐罪とは、
2 事例(事例5)信じられない現実
3 私見
三 面会交流拒否の被害者
1 被害者としての子ども
2 事例(事例6)変わってしまった子どもを受けとめる
3 私見
四 家庭裁判所、弁護士の役割
1 家庭裁判所と弁護士のあるべき役割
2 事例
事例7 日本では「ないもの」として扱われている親子の引き離し
事例8 離婚の際の引き離しと単独親権制度
事例9 離婚、再婚と面会交流
事例10 裁判所(裁判官)の問題
3 私見
五 調停成立にあたっての工夫
1 調停条項と合意書
2 事例(事例11)合意書の活用
3 私見
六 引き離された親と親権の獲得
1 親権獲得の難しさ
2 事例
事例12 親権と監護権の分離
事例13 調停による親権の変更
3 私見

当事者たちの声――特別寄稿1
1 引き離す監護親に伝えたい 原陽子
2 亡くなった妹の願いを伝えたい 成沢真知子

弁護士の立場から──特別寄稿2
外国人が一方当事者の場合の面接交渉の問題 宇都宮英人

第2部 子どもの福祉・人権としての面会交流──理論編

一 面会交流と法的問題
1 面会交流は権利か
2 面会交流とは何か
3 面会交流が問題となる場合
4 望ましい面会交流とは
二 家庭生活と憲法
1 憲法二四条について
2 憲法二四条の解釈について
三 面会交流と憲法二四条
1 離婚と法的諸問題
2 憲法二四条の役割
四 家庭生活と国際法
1 日本が締結した条約
2 条約の国内での効力について
五 面会交流と子どもの人権
1 「子の福祉」という言葉の濫用について
2 子どもの人権とは
六 離婚と子の福祉
1 親権の持つ意味
2 離婚と子ども
3 離婚後の非親権者の地位
七 子どもの人権と子の福祉
1 子どもの人権と親権の関係
2 親権と「子の福祉」の関係
3 「子の福祉」概念の機能
八 おわりに

あとがき

13年前