“日本のハーグ条約加盟は「最優先課題」 クリントン国務長官” NHKニュース


“日本はハーグ条約加盟を” NHKニュース

“日本はハーグ条約加盟を”
3月2日 8時8分
アメリカのクリントン国務長官は議会で証言し、日本政府に対し、国際結婚が破綻した場合などに相手に無断で子どもを国外に連れ帰ることを認めない「ハーグ条約」に加盟するよう積極的に働きかけていく考えを示しました。
この問題は、国際結婚した夫婦が離婚した場合などに、日本人の親が相手に無断で子どもを日本に連れ帰りトラブルになるケースが相次いでいるものです。これについて、クリントン国務長官は、1日、議会下院の外交委員会で証言し「日本社会でもこうしたトラブルに対する見方が変わりつつあり、子どもを連れ去られた家族にとって解決の扉を開くものだ」と述べました。そのうえでクリントン長官は「この問題はオバマ政権にとって最優先の課題であり、外国政府に対し『ハーグ条約』に加盟するよう積極的に求めていく」と述べ、日本政府に対し条約への加盟を働きかけていく考えを示しました。この問題を巡っては先月中旬、アメリカの4大ネットワークの1つ、ABCテレビが相手の了解を得ずに子どもを日本に連れ帰った妻のことを「誘拐犯」と称して伝えたり、妻の日本での滞在先を事前の約束をしないで訪れてインタビューを行ったもようを放送するなど、アメリカ国民の間で急速に関心が高まっています。

13年前