民法の見直しも含めた「国際標準」との調整を

日本はハーグ条約加盟を 米次官補、対応促す
2011.2.3 11:42
 キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は2日の記者会見で、日米間の国際結婚破綻後に、日本人の配偶者が子どもを日本に連れ去る事例を「深く憂慮すべき状況」と述べ、日本政府に国際的な親権問題に対処する「ハーグ条約」への早期加盟を求めた。

 キャンベル氏は「クリントン国務長官やホワイトハウスにとって、とても重要な問題」として懸念を強調。「この問題を乗り越え、日米間の重要課題に集中しよう」と日本政府に呼び掛けた。

 これまで米下院やフランス上院が日本への条約加盟要求を決議。日本政府はハーグ条約への加盟方針は既に示しており、民法の見直しも含めた「国際標準」との調整を迫られている。(共同)

13年前