子の返還拒否、法的に担保=ハーグ条約締結で検討-政府
政府は1日の閣議で、国際結婚が破綻した場合の親権争いの解決ルールを定めたハーグ条約について「締結の可能性を真剣に検討している」とする答弁書を決定した。締結する場合の対応に関しては「条約の規定を踏まえ、国内法で子の返還拒否事由を規定することを検討したい」との方針を示した。自民党の浜田和幸参院議員の質問主意書に答えた。
政府は1月25日の副大臣級会議で条約加盟の検討を始めたが、加盟すれば家庭内暴力から逃れて帰国した子どもを元の国に返還することになりかねないとの慎重論も強い。政府としては、こうした子どもの返還制限を法的に担保することで、懸念を取り除く狙いがあるとみられる。(2011/02/01-12:55)
- 浜田和幸(はまだかずゆき)
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- 所属院 選挙区 政党:
- 参議院 鳥取県 自民党
- プロフィール:
- 1953年3月17日生 初当選/2010年 当選回数/1回
- (写真提供:時事通信社)
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