読売:シングルマザーの奮闘舞台に

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シングルマザーの奮闘を、ユーモアを交えて描く演劇
シングルマザーズ」が2月20日から、東京都内で上演される。
沢口靖子さん、吉田栄作さんらが出演する。

公演するのは、劇団二兎社(にとしゃ)。
主宰の劇作家、永井愛さんが、母子家庭支援のNPO法人
「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」(事務局・東京)を取材して台本を書き上げた。
沢口さんが演じる 主人公のシングルマザーは、
「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」理事の赤石千衣子さんらがモデル。
吉田さんは、妻子が行方不明になったと言って相談に訪れる 男性役だ。

舞台となる支援団体の事務室には、様々な事情を抱えたシングルマザーが訪れる。
子ども3人を育てながら元夫から養育費をもらえず生活に困窮した り、
元夫に子どもとの面会を求められたり。
「二つのパートを掛け持ちして、月収はたった13万2000円」
「母子家庭でアパートを借りるのが、どんなに大 変か」――。
そんなセリフから、シングルマザーの暮らしの現実がにじみ出てくる。

「シングルマザーが日々ぶつかる問題や、一人で子育てする大変さなどが、
具体的に生々しく描かれている」と赤石さん。
永井さんは「シングルマザーを通して、私たちの社会がどういうものかを描きたかった。
多くの人に見てもらいたい」と話す。

3月27日まで、東京・池袋の東京芸術劇場小ホールで公演。
チケットは全席指定で5000円、学生割引あり。
児童扶養手当を受給しているシングルマザー約100人を無料

14年前