東京「日米外相会談の要旨」

日米外相会談の要旨

記事本文はこちらから
2011年1月7日 10時55分

【ワシントン共同】前原誠司外相とクリントン米国務長官との会談と
共同会見要旨は次の通り。

▽日米同盟

クリントン氏 菅直人首相訪米の際に日米同盟のビジョンを
まとめる作業を行っていく。

前原氏 菅首相訪米のテーマを詰めるために来た。
戦略的見地から日米関係、地域やグローバルな問題を議論したい。

両氏 共通の戦略目標の見直しや再確認の作業を推進。
円滑な日米協力のための協議加速で一致。

▽普天間移設問題

前原氏 昨年5月の日米合意に沿って取り組んでいく方針は不変。
沖縄の理解を得られるよう粘り強く努力していく。
沖縄の負担軽減に向け日米で協力する。

クリントン氏 米国は日本との同盟関係に揺るぎなき決意を持っており、
あらゆる重要な点で協力する。

▽対北朝鮮

クリントン氏 北朝鮮の挑発的行為を終わらせることや
朝鮮半島の非核化に向け前進する覚悟。

両氏 6カ国協議再開には北朝鮮が挑発行為をやめ、
非核化に向けた具体的行動を取る必要があるとの認識で一致。

▽経済

両氏 環太平洋連携協定(TPP)や貿易自由化などの協議を促進。
レアアース(希土類)など戦略物資の安定供給確保や代替材料開発で緊密に連携。

▽ハーグ条約

クリントン氏 日本側の早期締結を求める。

前原氏 真剣に検討していきたい。

▽中国

両氏 中国は国際社会の責任ある一員として建設的役割を
果たすべきだとの認識で一致。

13年前