児童相談所と警察、リアルタイムで虐待情報の共有を NPOが要望書

https://news.yahoo.co.jp/articles/81aa03d82df2a06440be8357bd3ab25609507e63

3/21(木) 18:43配信
朝日新聞デジタル

記者会見をするNPO法人「シンクキッズ―子ども虐待・性犯罪をなくす会」代表理事の後藤啓二弁護士=2024年3月21日午後3時31分、東京都千代田区、島崎周撮影

 児童虐待を防ぐ取り組みなどを進めるNPO法人「シンクキッズ―子ども虐待・性犯罪をなくす会」(東京)が21日、児童相談所と警察がリアルタイムで情報を共有するよう求める要望書を、岸田文雄首相や小泉龍司法相らに提出した。

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 国会では、離婚後の「共同親権」の導入について議論が始まった。民法などの改正案は、父母の協議がまとまらない場合、裁判所が単独親権か共同親権かを決める、とする。ただ、虐待やDVのおそれがある場合、裁判所は単独親権としなければならないと定める。

 要望書は、裁判所が誤った情報に基づき、虐待親に共同親権を認めてしまうようなことがあってはならないと指摘。児相と警察がすべての虐待案件についてリアルタイムで情報を共有し、裁判所から求められた際、正確な情報を提供できるような態勢整備や法改正が必要だとしている。

 NPO法人によれば、埼玉県などでは、児相が把握したすべての虐待情報をリアルタイムで警察と共有するシステムを運用しているが、全国的にはごく一部の自治体にとどまっているという。(島崎周)

朝日新聞社

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