https://www.asahi.com/articles/ASS3100WHS25UTIL00D.html?iref=pc_rellink_05
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子どもの引き渡しをめぐる争いが増加傾向にある。元家裁調査官で、社団法人「家庭問題情報センター」の事務局次長を務める下坂節男さんに、現場で感じたことや、親が心がけるべきことなどを聞いた。
――子の引き渡しを求める審判が増えている背景には何があるのでしょうか
申立人や代理人弁護士が「調停で話し合って決まらないので、裁判所の判断を求めたい」と考えるようになっていることが、一つの理由だと考えます。
統計で見ると、母親以上に父親の申立件数が増えています。離婚前に母親が子どもを連れて別居することは昔からありましたが、それに対して父親が異議を唱え、子の引き渡しを申し立てるケースが増えてきているとみています。
父親が外で仕事をして、母親が育児をするという家族の形態が変わり、父親も育児に関わるようになってきていることが背景にあると思います。
――親権者ではない親が子を連れて行ってしまい、引き渡しをめぐる争いに発展するケースも多いようです。なぜ、こういったことが起こるのでしょうか
相手と意地を張り合っている…
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